ウィルだよ!

ウィルだよ!

2014年7月29日火曜日

嬉しいご報告

今日は老犬クリニックの日。
患者さんから、「なんと歩けるようになった!」「前回の治療のあとすぐに、歩き方が変わったよ!」というご報告が続いて、とっても嬉しい一日のスタートになりました。

寝たきりの子でも、「鍼灸をした日はぐっすり眠れるからほっとする」と言っていただけると、少しはお役に立てているのかしら〜と、鍼灸治療の威力を改めて感じた日になりました。



昨日はさっそく、学院で習った薬膳を取り入れて (と言っても、普通の料理ぽいですが!)
大葉とひじきの豆腐ハンバーグを作ってみました。
愛犬ウィル用には、玉ねぎ抜きのものを。我々の食卓用には、玉ねぎと卵、コショウをプラスしたものをそれぞれ作り、味比べ!
あんまり変わらなかったです(笑)
お肉も、牛豚合挽きが残っていたのでそれも利用。お肉ってそれだけでも味がかなりしっかりしてるんですね!

この日食べたもの効果は

豆腐:清熱解暑、養陰生津
豚肉:養陰生津
大葉:発散作用
もやし:利湿利尿
ハトムギ:利湿利尿

など。
夏に食すのに良いレシピになりました。


ウィルはもちろん、瞬殺でした。








←早くください、の図




2014年7月27日日曜日

今日の学びは

今日は、鍼灸の学院でした。今日の内容は、なんと楽しい調理実習!
しかも、薬膳(やくぜん)の調理実習です。
夏に食べると良い食材を使って、薬膳の肉団子スープを作りました。

おだしの良い香り~白い大根みたいなものは、冬瓜です。

もちろん、どうぶつも食べられます!夏バテ気味なのは人もどうぶつも一緒ですからね。
さっそくお家でも見様見真似で作ってみようと思います。

次回が2年生最終授業。卒業認定試験まで、がんばらなくては~!



先日、往診に行った際に、飼い主さんに、
つらいことがあって乗り越えられないときは、
夜、声に出して、
「あなたを許します」
と言うと良いのよ、と教えていただきました。
どこかで、と思ったのですが、
以前、中医学の研修会でも、

大事な言葉は

ありがとう
ごめんなさい
許してください
愛しています

の4つしかない、と偉大な先生が教えてくださったのを思い出しました。
後でこれが、ハワイのホ・オポノポノの言葉であると知りました。
愛に満ち溢れた言葉ですね〜

大事なことは、形や言葉を変えて、必ず私のもとに戻って来てくれるのだ、と
最近、よく感じます。

私はいつも
もっとこうしなきゃ!とか、ああでなきゃ!とか、
頭でっかちになってしまうところがあるのですが、

もっとこうだったら良いな!とかああいう風にできたらいいな!とか、
前向きな言葉に変えて、お仕事も、生活も、していけたら良いなと思います。


2014年7月23日水曜日

往診の良いところは

今日は、地元の往診の日。

診させていただいている患者さまをちょっぴりご紹介します。
わんちゃんの話が多いですが、もちろん猫ちゃんも診させていただいております(笑)

往診の良いところは、患者さんが緊張しすぎず、自然体で診察ができるところです。
こんな風に↓
病院では見られないようなリラックスした感じ?で入れものに詰まってみたり(ふだん入らないところに入ってみてくれたようです。かわいい・・・!)


















慣れてくると↓
私がいるのもお構いなしでくつろいでいたり。にゃんとも良い寝顔!














血圧測定などはお家が一番かもしれませんね。

逆にお家だと強気になっておとなしくできない子もいますが、
高齢化が進んでいるどうぶつたちのケアのため、これからはもっと往診の獣医さんが増えていくのかな・・・?と思います。

往診では、できることが限られますし、緊急の病気には対処できないこともありますが、
お家でできることはできるだけ飼い主さんと一緒に、
その子にとっていちばん良い方法を考えていきながら、診療していきたいと思っております。


そして今日も、「前向いていきましょう!」と飼い主さんに励まされつつ
(いつも、私の方が、患者さんや飼い主さんに、逆に元気をいただいています。ありがとうございます)
また明日もがんばろう、と笑顔になって帰って参りました。

笑顔をくれる人たち、どうぶつたちに感謝!

2014年7月22日火曜日

どうぶつたちが見せてくれる「いのち」

ドッグトレーニングスクールと老犬クリニック。
人生ならぬ「犬生」の始まりにいる子たちと、終盤に差し掛かっている子たち、両方をみることになります。
若い子たちは、エネルギーの塊そのもの!みたいに、ツヤツヤとして、転げ回っている(たまに、社会化不足で、オドオドしている子もいるけれど。)
一方で、老齢の子たちは、病気もあるし、足腰も弱ってきているけれど、味があって、表情にも深みがある感じです。
私はどちらも大好き。
人と同じ、というか、生き物みんな、歳をとるということって、同じなんだなぁとよく感じます。


もちろん、人と犬は動物種的に違いますから、混同はしてはいけません。
ただ、犬は、その短い犬生の間に、私たちに「いのちとは」、ということを身をもって教えてくれるのではないかと思うのです。

だから、真剣にどうぶつと向き合うということは、つらいこともあるけれど、私たちに生きるということを思い出させてくれる、素晴らしい体験になると思います。

私たちは、死ぬということに関して、基本的に無関心です。
大事な人が亡くなったとき、病気になったとき、はじめていのちには限りがあるのだと突きつけられるのに、
日常を忙しなく過ごしていると、それも薄れてしまう。薄れないと、悲しみで前に進めないのですが。


だからこそ、今おうちにいるどうぶつ達と、「いつかはお別れがくるのだから」ということを忘れずに、
できるだけ長く、一緒に楽しく、過ごしていきたいですね。



きっと10年後、私もまた考え方や感じ方が変わってきていると思いますが、それも成長のうち、
いのちの変化のうちですね^^







2014年7月19日土曜日

獣医がドッグトレーナーに?!

今日は、ドッグトレーニングスクールの実習に行って来ました。
スクールが運営する、犬の保育園での、家庭犬のしつけの実践演習です。

最後に一緒に練習してくれた子は、茶ラブの元気な男の子で、私の指示も徐々に理解してついてきてくれるようになりました。


そもそもなぜ、獣医である私が、ドッグトレーニングを学んでいるのか。
それは、実は獣医師は大学で、犬の行動学やしつけに関してほとんど学ばないためです。
その一方で、しつけに関するご相談は意外と多く、獣医さんたちは、自分が参加したセミナーで得た知識や、自分が読んだ本の知識を飼い主さんに伝えていることが多いと思います。

私は中獣医学(中国医学の獣医療版)を志していることもあり、どうぶつのストレスに関しても、病気に深く関わっていると感じています。
そしてそのストレスは、どうぶつの暮らしている環境や、ご家族との関係から生まれていることが多い。
どうぶつ、特に社会性の強い犬との暮らし方に、もっと人が意識を持てば、病気の根っこも減るのでは、と考えるようになったからです。

私のトレーニング歴の一番もとになっているのは、愛犬ウィルがまだ仔犬だった頃、しつけのために、出張の訓練士の先生にうちに来てもらい、私も一緒にしつけを学んだことです。
そのときは、学業との両立に挫折してしまったのですが、そのときの教訓が、今の私を動かしているのかもしれません。

どうぶつと暮らすのは、とても大変で、お金もかかる。でも、人間だけで暮らしているときには得られない、大きな喜びがあります。
その喜びを増やせるような、獣医師を目指しています。

まずは、無事卒業できるよう、実習をがんばらなくては!





2014年7月16日水曜日

病気のどうぶつと暮らすということ

今日は、地元の往診の日でした。

それぞれのお家にはそれぞれの暮らし方があり、どうぶつたちがその中で家族の一員として大事にされてイキイキと暮らしているのを見ると、とても嬉しいです。
病院では見られない一面を見られるのは、往診ならではの喜びかもしれません。


完治しない病気と闘うのは、どうぶつだけでなく、飼い主さんにとってももちろん負担になります。
お薬を毎日あげないといけなかったり、時間の制約や、金銭的な負担もあります。
寝たきりの子だったら、食事やお水を摂る介助、排泄の介助、寝返りをさせてあげるなど、やることは尽きません。


そんな中でも、自分のお家でできる範囲のことを、ご家族で協力し、上手にどうぶつの病気と向き合いながら暮らしている飼い主さんたちを見ると、私の方が見習わないといけないなぁと頭が下がる思いです。


もちろん、皆さんが病気のこと、どうぶつのことを始めから全て理解しているわけではありませんから、その子の状態を受け入れるのに時間はかかります。
私はそういう、「これからどうしたらいいの?」とか、「まだできることがあるのかな?」という不安でいっぱいのときに、できるだけ丁寧にお話をお聞きして、今後のことを相談して決めていけるようにしたいと思っています。
決して効率が良いわけではありませんが、必要なことを、削るわけにはいきません。


その反対に、具合が悪くなったらすぐにどうぶつを手放そうとするとか、面倒くさがるような飼い主さんには、かなり厳しいです!耳の痛いこともハッキリ言います。


どうぶつに対する思いは人それぞれでも、家族に迎えた以上、最後まで責任をとりたいですね。

2014年7月15日火曜日

今日のおしごと

今日もとても暑いですね。
現在お仕事の半分として勤務している老犬クリニックは、たまプラーザ駅から歩いて10分くらいのところにあります。
今日も鍼灸治療の新規のご予約がありました。


雰囲気の良い場所を歩いていると、自分の感じも良くなったような気がするので不思議です。
この間友人とも、東急田園都市線の雰囲気の良さは何だろうねと、土地の空気について話していました。
お金持ちが住んでいるとか、そういうことだけでない、街の空気の良さというのは、やはりあるようです。


しかしこの時季は、雰囲気は良くても暑いものは暑い!
クリニックまでの10分が倍に感じます。
湿気があるのは日本の宿命ですかね。


そんな中でも、遠くから鍼灸治療のために来てくださる方もいらっしゃいますのでとても恐れ多いですが、
次にお会いしたときに、「元気が出たよ!」とか「うちの子は鍼灸が好きみたい」と言っていただけると嬉しいし、がんばろうと思えます。


中医学を学び始めて、6年目。
まだ入り口にしか立てていないと感じるくらい、奥の深い分野です。
魔法ではありませんから、全てを良くしてあげられるわけではない。
私は西洋薬(一般的に使われるお薬)も普通に使います。
ただ、中医学を学び、どうぶつたちに鍼灸・漢方治療を介して得たことを還元していくことは、自分の生き方を見直すことにもつながっています。


西洋医学と中医学の良いとこどり、なんて、そんな簡単ではありません。
ただその子に必要だと思えることを、中医学の視点からもお伝えできることは、これからの「ペットの高齢化時代」にとても必要なことです。(もちろん、若い頃から病気と闘っている子にも!)


そんな想いで日々、できることを探しながら診療に当たっています。

2014年7月13日日曜日

はじめます。はじめまして!

さてさて、また、ブログを始めることになるとは!


今日は、中医学の学院の授業のあと、初の3学年合同の親睦会がありました。

と言っても、私は同じ学年の先生とずっとお話させていただいていたのですが!ありがとうございました。


その先生が、とても心にしみこむお話をしてくださいました。

時々、びっくりするくらい、「なんでこの人は私の考えていることがわかるんだろう!」というような、思考が共鳴する瞬間、みたいなものがあります。

それは、言葉ではとても言い表せない微妙で曖昧なものなのですが、確かに今、相手にも同じ感覚が伝わったと、感じる瞬間があるのです。


ドッグトレーニングスクールの校長のお話で言うと、「潜在意識」が引き寄せた、ということになるようです。
私からそういう波動が出ていたのか、ただ、危なっかしくって見ていられずに、声をかけてくださったのか。笑

必要な時に、必要なものが与えられるということ。
たとえ自分が望んでいた形と違ったとしても、いろんな形でそれはやってくるんですね。


こういう、ふだん感じられないような、気持ちの震えるような瞬間は、とても大事です。
特に、「気」は鍼灸治療でもとても重要ですから、
目に見えないエネルギーみたいなものを、日常の中でもないがしろにせず、もっと大切にしていきたいものです。

自分の心のなかに住んでいるおばけを受け入れて、
勇気を出して「私はこうしたい」と発信してみると、
思いがけず反応が返ってくるものです。

もう恐がらずに前に進もう、なんて言うと、とても威勢が良く聞こえてしまうけれど、
もうそろそろ、蓋をされた空間から出て行く時だと感じます。

なので、まずブログを再開する、というところからはじめてみようと思います。