ウィルだよ!

ウィルだよ!

2019年8月17日土曜日

どうぶつと 生きること、死ぬこと、お見送りすること

こんにちは!

鍼灸ブログ第二回を書いたのが、5月の末?!というくらい、
時が経つのが速い!

このままだと10年後くらいにはタイムリープとかできるようになってるんじゃないかな~と思ってしまいます。笑

その中でも、最期まで頑張ってくれた患者さまとのお別れや、自分にとっての新しい気づきや良い方向への変化などがあり、
毎日こうして直に患者さまと触れ合いながらお仕事をさせていただけることがとてもありがたいです✨


今回は、私にとっても とても心あたたまる、励ましになることがありましたので、少し書かせていただこうと思います。

先日、5月末にほぼ16歳で亡くなられたコーギーの患者さまの飼い主様がクリニックにお越しくださり、お話させていただきました。

ムサシちゃんは、14歳の時にはもう長くないかもしれないという病気になったり、それを克服(しただけでもすごい!)した後も、後ろ足の麻痺や腎不全での入院からの復活と、最期までとてもがんばられた子でした。

最期まで、私にはクールな表情しか見せてくれなかったものの(でも、鍼灸中のムサシちゃんの顔、実はすごく良い顔してました!私に見せてくれてなかっただけ笑)
本当は信頼して任せてくれていたことを別方面からお聞かせいただき、
最期まで施術させていただけて本当に良かった~!とこちらもありがとうの気持ちでいっぱいです😢✨
鍼灸中の表情はぜひインスタグラムを見て頂けたらと思います^^

https://www.instagram.com/willanimalclinic/


以下飼い主様からのメッセージを、許可をいただき載せさせていただきます✨


我が家は紆余曲折ありながらもムサシの協力のもと、ウィルどうぶつクリニックさん
にたどり着きました。
今や鍼灸してくれる動物病院が数ある中、青木先生に出会えたことはムサシへの『愛』と『贈り物』だと信じます✨
そしてクリニックは、私たち家族にとって紛れもなく『心のオアシス』でした。

やさしい愛情と情熱あふれる青木先生に、安心をもらったり、励ましていただいた
り、背中を押してもらったり。
カラダが不自由になっていく一方で、なんら変わらない日常と安心を保障してやりた
い親心。
笑顔だけは絶やさぬよう努めながらも、目の前で日に日に老いてゆく姿を見守るのは
辛く、隠れて涙することもあり、ココロの修行のような日々でした。

苦痛や違和感があるなら取り除いてやりたい、
ムサシのQOLを落とすことなく、少しでも快適に、穏やかに、過ごさせてやりたい一
心でした

疑問を投げかける私に、先生からのお話はすとーんと腑に落ちることの連続で、
ムサシはカラダを、飼い主はココロを、緩めていただきました。
寝ても、覚めても、心配の絶えないキンチョー続きのココロをほぐしていただけた事
は、ムサシも喜んでいましたね。

私たち飼い主が何とか着地できそうな時まで、がんばって生き抜いてくれたムサシに恩返しができたかな、と思えるのは青木先生のお蔭です。
感謝しても、しきれません。本当にありがとうございます。🙇🙇‍♀️

ムサシは卒業してしまいましたが(涙)私は留年させていただき(笑)先生とムサシから学んだことを今後活かせるよう、学び続けたいと思います。
『継続はチカラなり~』です。
ほどほどに、コツコツと、がんばっていきたい❣️
きっと永遠の愛息子ムサシが、背中を押してくれますね。😌

お盆に帰ってきてるのかどうかわかりませんが(笑)家族みんながムサシの初盆を迎
えています。
ウィルくんは帰ってきてるかな


絵文字が変換できずにそのままが載せられませんでしたが💦
あたたかなメッセージ、どうもありがとうございました!^^✨

ウィルどうぶつクリニックは、寿命の最後の方をがんばって生きている子が多く来てくれるので、その分、お別れも多いです。

でも、いちばん最後の、その貴重な時間を一緒に過ごせることが
私にとっても本当に大きな学びであり、
お別れは寂しいけれど、ある意味それはその子達の「卒業」を見届けるようなものであり、かけがえのないことであると感じています。

飼い主様といろいろなお話をさせていただく中で、飼い主様の中でも

この子にとって、いちばん良いことってなんだろう
私はどうしてあげたいんだろう
この子が死ぬっていうことの何がこわいんだろう

と、いろいろな発見や、納得があり、
諦めるのではなく、「いのち」や「死」というものに謙虚になって歩み寄るという
そのプロセスが、本当はどうぶつたちが身をもって私たちに投げかけてくれている課題なのではないかと、毎回思うのです。

ですから、うちに来てくださる方々にいつもお話させていただくのですが、
「たぶん、もう十分やってもらってるって、この子たちは思っていると思いますよ」
「いつもありがとねって伝えてあげて、ご家族が一緒にいてくれることがいちばんの幸せだと思います」
とお伝えすることが多いです🍀

私たちが「もっとやってあげたかった」と思っても、「もう大丈夫だよ」「おかあさんたちも、自分のからだを大事にしてね」というタイミングで、
どうぶつって自分で決めて逝くのではないかと感じています。

ペットロスは当然です。
大いに泣いて、思い出話をしてまた泣いて、それから、可愛かったよね〜うちの子が一番可愛かったよね~~って言ってあげてください^^
きっとお空で「そうでしょそうでしょ」って言ってると思います^^

そして、その溢れる愛情が、ぜひ、次の子を幸せにするエネルギーに、いつか変わってくれますようにと思います。

私はもうしばらく、ウィルからもらったものを、娘たちを育てることと、来てくれる患者さんたちに向けていきたいと思っています^^

そのうち鍼灸ブログ第三回も更新しますので、ぜひ見てくださいね~!