ウィルだよ!

ウィルだよ!

2015年12月31日木曜日

誰にでも役割はある

今年が終わろうとしています。
本当に、いろいろなことが起こった年でした。2015年は、私にとって転機の年として、ずっと記憶に残ると思います。

娘の志穂花も5ヶ月になりました。
毎日が慌ただしく、こんなに年末の空気を感じない年は初めてですが、家族で元気に年越しできることを幸せに感じています。

クリニックでは、12月多くの患者さま、トリミングやホテルのお客さまに来ていただき、至らない点も多かったのではないかと反省も多いですが、
みなさまの温かい見守り(本当に、自分の孫や子供を見るような眼差しで接してくださり、恐縮です)のおかげで、なんとか最終日まで終えることができました。
お気付きの点などありましたら、遠慮なく言っていただけたらと思います。

まだまだ未熟な私たちですが、開業してからの10ヶ月間で、たくさんの人やどうぶつたちとの出会いがあり、学ぶことも多くありました。
開業する前は、こんな自分が、患者さんの命のお手伝いをして良いものかと、迷い不安に思うこともありましたし、今もそれはあります。
ただ、このタイミングで開業したからこそ出会えた人やどうぶつたちもたくさんいたのだし、自分が関わったことで、少しでも楽しく、幸せになってくれていたら私も幸せだと感じています。
自分じゃなくても、ではなく、自分だからこそできることは何か、ということをこれからも考えながらいきたいと思っています。


ちょっと心温まる不思議なことが起こったので覚書きに。
思い出しながらなので少し違うところもあるかもしれませんが…

昨日の診療最終日、今年最後の患者さまは新規の患者さまでした。
診察を終えて、お会計も済んだ時に、飼い主さまが少し申し訳なさそうに

「あの、本当に突然で申し訳ないのですが。急には信じられないと思いますが、聞いてもらえますか」と言いました。

初対面の方だったので、私もちょっと身構えて「なんでしょう?」と聞いたところ

「この本をもらってもらえませんか」と2冊の本を渡されました。

「1冊ずつ注文した本が、なぜか2冊ずつ送られて来たんです。向こうの手違いだったので、売りに出そうかと思っていたのですが、何故か手元に置いておかないといけない気がして、置いてありました。
そしたら、今朝『僕からのメッセージが書いてあるから、それを渡して』と声がしたんです」
と。

私は本当になんとなくですが、ウィルからのような気がして、
「もしかして、うちの子からですか」
と聞きました。
そうしたら、
「そうです」と。

「『子育ても仕事も、もう少し肩の力を抜いて無理しないで。僕はお友達と楽しく過ごしているから、心配しないで』と言っていました。
伝えないと、私が怒られてしまうので、突然だけど伝えさせていただきました」

と、その方は微笑んで言いました。

その方のワンちゃんは、一昨日偶然に少し調子を崩したけれど、いつも行っていた病院から何となく足が遠のいていたところで、偶然こちらを見つけて来院してみようと思っていたところ、

こちらも、本当はちょうどお時間のかかかる治療の子が入っていたので他の患者さんの予約は受けないはずだったのが、検査の結果延期になったのでお受けできた、という
偶然がたくさん重なって起こったことだったのでした。

その方は、笑って「これも先生のお家の子がつないでくれたご縁ですね」と笑って言いました。

私は、スピリチュアルとか、アニマルコミュニケーターとか、そういう種類の力を持っているわけではないですし、そういうことを全く信じない人たちがいることもわかっています。

でも、どんな形でも、ウィルからのメッセージがもらえたのは嬉しいし、同時に、死してもなお私を心配してくれてるのか…と、ちょっとすまない気持ちになりました。最近、ちょっと無理してたのが、伝わってたのかなぁ。反省。

勇気を出して伝えてくださったその方にも感謝しています(^^)ありがとうございました!

めまぐるしかった1年も終わり。たくさんの人やどうぶつに、ありがとうです。
亡くなった子たちも、みんなお空で楽しく年越しできていますように!

それではみなさん、良いお年を!





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