こんにちは!
鍼灸ブログ第二回を書いたのが、5月の末?!というくらい、
時が経つのが速い!
このままだと10年後くらいにはタイムリープとかできるようになってるんじゃないかな~と思ってしまいます。笑
その中でも、最期まで頑張ってくれた患者さまとのお別れや、自分にとっての新しい気づきや良い方向への変化などがあり、
毎日こうして直に患者さまと触れ合いながらお仕事をさせていただけることがとてもありがたいです✨
今回は、私にとっても とても心あたたまる、励ましになることがありましたので、少し書かせていただこうと思います。
先日、5月末にほぼ16歳で亡くなられたコーギーの患者さまの飼い主様がクリニックにお越しくださり、お話させていただきました。
ムサシちゃんは、14歳の時にはもう長くないかもしれないという病気になったり、それを克服(しただけでもすごい!)した後も、後ろ足の麻痺や腎不全での入院からの復活と、最期までとてもがんばられた子でした。
最期まで、私にはクールな表情しか見せてくれなかったものの(でも、鍼灸中のムサシちゃんの顔、実はすごく良い顔してました!私に見せてくれてなかっただけ笑)
本当は信頼して任せてくれていたことを別方面からお聞かせいただき、
最期まで施術させていただけて本当に良かった~!とこちらもありがとうの気持ちでいっぱいです😢✨
鍼灸中の表情はぜひインスタグラムを見て頂けたらと思います^^
https://www.instagram.com/willanimalclinic/
以下飼い主様からのメッセージを、許可をいただき載せさせていただきます✨
我が家は紆余曲折ありながらもムサシの協力のもと、ウィルどうぶつクリニックさん
にたどり着きました。
今や鍼灸してくれる動物病院が数ある中、青木先生に出会えたことはムサシへの『愛』と『贈り物』だと信じます✨
そしてクリニックは、私たち家族にとって紛れもなく『心のオアシス』でした。
やさしい愛情と情熱あふれる青木先生に、安心をもらったり、励ましていただいた
り、背中を押してもらったり。
カラダが不自由になっていく一方で、なんら変わらない日常と安心を保障してやりた
い親心。
笑顔だけは絶やさぬよう努めながらも、目の前で日に日に老いてゆく姿を見守るのは
辛く、隠れて涙することもあり、ココロの修行のような日々でした。
苦痛や違和感があるなら取り除いてやりたい、
ムサシのQOLを落とすことなく、少しでも快適に、穏やかに、過ごさせてやりたい一
心でした
疑問を投げかける私に、先生からのお話はすとーんと腑に落ちることの連続で、
ムサシはカラダを、飼い主はココロを、緩めていただきました。
寝ても、覚めても、心配の絶えないキンチョー続きのココロをほぐしていただけた事
は、ムサシも喜んでいましたね。
私たち飼い主が何とか着地できそうな時まで、がんばって生き抜いてくれたムサシに恩返しができたかな、と思えるのは青木先生のお蔭です。
感謝しても、しきれません。本当にありがとうございます。🙇🙇♀️
ムサシは卒業してしまいましたが(涙)私は留年させていただき(笑)先生とムサシから学んだことを今後活かせるよう、学び続けたいと思います。
『継続はチカラなり~』です。
ほどほどに、コツコツと、がんばっていきたい❣️
きっと永遠の愛息子ムサシが、背中を押してくれますね。😌
お盆に帰ってきてるのかどうかわかりませんが(笑)家族みんながムサシの初盆を迎
えています。
ウィルくんは帰ってきてるかな
絵文字が変換できずにそのままが載せられませんでしたが💦
あたたかなメッセージ、どうもありがとうございました!^^✨
ウィルどうぶつクリニックは、寿命の最後の方をがんばって生きている子が多く来てくれるので、その分、お別れも多いです。
でも、いちばん最後の、その貴重な時間を一緒に過ごせることが
私にとっても本当に大きな学びであり、
お別れは寂しいけれど、ある意味それはその子達の「卒業」を見届けるようなものであり、かけがえのないことであると感じています。
飼い主様といろいろなお話をさせていただく中で、飼い主様の中でも
この子にとって、いちばん良いことってなんだろう
私はどうしてあげたいんだろう
この子が死ぬっていうことの何がこわいんだろう
と、いろいろな発見や、納得があり、
諦めるのではなく、「いのち」や「死」というものに謙虚になって歩み寄るという
そのプロセスが、本当はどうぶつたちが身をもって私たちに投げかけてくれている課題なのではないかと、毎回思うのです。
ですから、うちに来てくださる方々にいつもお話させていただくのですが、
「たぶん、もう十分やってもらってるって、この子たちは思っていると思いますよ」
「いつもありがとねって伝えてあげて、ご家族が一緒にいてくれることがいちばんの幸せだと思います」
とお伝えすることが多いです🍀
私たちが「もっとやってあげたかった」と思っても、「もう大丈夫だよ」「おかあさんたちも、自分のからだを大事にしてね」というタイミングで、
どうぶつって自分で決めて逝くのではないかと感じています。
ペットロスは当然です。
大いに泣いて、思い出話をしてまた泣いて、それから、可愛かったよね〜うちの子が一番可愛かったよね~~って言ってあげてください^^
きっとお空で「そうでしょそうでしょ」って言ってると思います^^
そして、その溢れる愛情が、ぜひ、次の子を幸せにするエネルギーに、いつか変わってくれますようにと思います。
私はもうしばらく、ウィルからもらったものを、娘たちを育てることと、来てくれる患者さんたちに向けていきたいと思っています^^
そのうち鍼灸ブログ第三回も更新しますので、ぜひ見てくださいね~!
ウィルどうぶつクリニックのブログです。 ウィルどうぶつ鍼灸院(往診専門)から、JR羽村駅近くにて改めてオープンいたしました。 どうぶつの鍼灸・漢方治療、往診、一般内科診療、予防診療のほか、トリミング、ペットホテル、ドッグトレーニングを行っております。
ウィルだよ!
2019年8月17日土曜日
2019年5月31日金曜日
ウィルどうぶつクリニックの鍼灸ブログ 第二回
こんにちは!
4月5月はクリニックにたくさんの方々が来てくださり、毎日てんやわんやでなかなかSNSなどもアップできず・・・
3月に第一回目を配信しました「ウィルどうぶつクリニックの鍼灸ブログ」
やっと第二回を書くことができました(;^_^A
第二回目は
「鍼灸って本当に効くの?」
です。
結論から申し上げますと、「効きます」。
・・・と言われても、「何に?」ってなりますよね(笑)
そうなんです。
これは、皆さんが鍼灸に求めていることが何かによって、答えが変わってくるんです。
動物の鍼灸治療というと、
「椎間板ヘルニア」とか「腰痛」とかを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
たしかに、鍼灸治療はこういったものにはよく「効きます」。
もしかしたら、
「鍼灸治療でこんなに良くなりました!」という
ミニチュアダックスちゃんのビフォアー(両後肢麻痺で歩けない様子)⇒アフター(元気よく走っている様子)の画像や動画などをネットやテレビなどで見たことがある人もいるかもしれません。
たしかに、ミニチュアダックスさんたちの椎間板ヘルニアには、鍼灸治療が良く効くように思います。
クリニックでも、今まで何頭もミニチュアダックスの子たちが後肢麻痺や腰痛で鍼灸を受けてくださりましたが、ほとんどの子が良くなってくれました。
そういう情報で、「鍼灸で治る!」と思われてご来院される方もいらっしゃるので、
私は必ず前もって、
「どんな症状も病気も、鍼灸で完全に元通りに戻すわけではありません」
「ですから、〇〇回で良くなりますとか、はっきりしたことは言えないんです」
という旨を伝えさせていただいています。
どういうことでしょうか?
前回、第一回のブログで、「鍼灸の究極の目的は気の流れを調(ととの)えること」と書きましたが、
鍼灸というのは、「患者さんの持っている気の流れを調整してあげることで、患者さんが自ら元気になるのをお手伝いする」方法なのです。
もし、長患いをしたりしていてものすごく「気」を消耗してしまっている場合は、
食事や漢方なども併せて、気を補ってあげること、そして鍼灸で気を巡らしてあげることで、ようやく見た目も元気になってきます。
ただ、それには時間がかかる場合もあります。
鍼灸でせっかく気の流れを良くしたとしても、良くない生活習慣(ワンちゃんの場合は、例えば食べすぎ、過度な偏食、運動を全くしない、フローリングの上で滑っている等)を続けていれば、またからだは元の状態にすぐに戻ってしまいます。
また、鍼灸を受けに来てくれる子たちの多くは高齢のことが多いので、
高齢のワンちゃんネコちゃんたちは、私たちが思っている以上に速いスピードで歳をとっていきます。
その中で鍼灸をして、少し調子を上げてあげられても、何もせずまた1か月、2カ月と過ごしていたら身体はどんどん歳をとっていますので、また不調が出てくるでしょう。
ですから、
鍼灸というのは施術者におまかせして「元気にしてもらう」治療法ではなく、
「自分で自分のからだを維持するためのお手伝い」なのです。
(鍼灸を行うペースなどについては次回お話します)
そんな中でも、今まで鍼灸治療をしていて、こちらも信じられないような効果をみせてくれる子たちもいます。それも、少数でなく。
例えば、
・後ろ半身麻痺だったのが、3回くらいの鍼灸治療で歩けるようになった(早い子だと1回でも立ち上がり始める)
・四肢麻痺だったのが、立って歩いたり走ったりできるようになった
・全く食欲がなかったのに、鍼灸をしたらどんどん食べ始めた
・西洋医学的な検査では何も悪いところがないのに吐き続け、どんどん痩せてきたが、鍼灸を始めて体重も増え、毛艶も良くなった
・毎年皮膚のかゆみで抗生物質やステロイド漬けだったのが、鍼灸と漢方で維持できている
・膝関節や股関節の脱臼で度々歩けなくなっていたが、鍼灸をしてから快適に歩けている
・寿命が近づいている子たちで、鍼灸をしたら不整脈や呼吸の乱れが落ち着いた
などの効果を、私も体感しています。
動物の不思議なところで、鍼灸に対する反応がとても良いのです。
もし、16歳のボーダーコリーの子が、
椎間板ヘルニアや股関節形成不全、膝関節の関節炎などで、何度も立ち上がれなくなったところを鍼灸で治療し、
そのたびに立ち上がれるようになったとしたら、どうでしょうか?
もし人に例えたら、90歳以上のおばあちゃんが足が痛い痛いと泣いて立てなくなったけれど、
1回の鍼灸でまた立ち上がれるようになり、歩き始めたようなものです。けっこうミラクルですよね。笑
なんでも人に例えるのはいかがなものかとは思いますが、実際にこういうことが起こっています。
ただ、そのようなミラクルは私が起こすわけではなく、古来から伝わる叡智の結晶である中医学と、連れてきてくださる飼い主様たちと、がんばっている動物たちの息がぴったり合ったときに起こるのだと感じています。
鍼灸は、決して不老不死の薬ではありません。
本当は、皆同じくらい元気にしたり歩けるようにしたりしてあげたいけれど、悔しいことにやはり個体差があります。
私の施術でうまくいかなければ、他の先生を探してもいい。
鍼灸でなくても、他の方法で元気になれるなら、それでもいい。
でも、鍼灸が、診断と手技を間違えさえしなければ絶対良いものであるという自信があるからこそ、
1日にできる件数は限られてしまいますが、ご予約制にして時間を十分にとって施術しています。
そして、日々の治療が私の修行の場でもあり、いつも、「良くなってね」という気持ちで行っています。
鍼灸の効果、少しでも伝わったでしょうか?
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
次回は、「鍼灸を始める最適な時期・ペースは?」です^^
また読んでくださいね☆
4月5月はクリニックにたくさんの方々が来てくださり、毎日てんやわんやでなかなかSNSなどもアップできず・・・
3月に第一回目を配信しました「ウィルどうぶつクリニックの鍼灸ブログ」
やっと第二回を書くことができました(;^_^A
第二回目は
「鍼灸って本当に効くの?」
です。
結論から申し上げますと、「効きます」。
・・・と言われても、「何に?」ってなりますよね(笑)
そうなんです。
これは、皆さんが鍼灸に求めていることが何かによって、答えが変わってくるんです。
動物の鍼灸治療というと、
「椎間板ヘルニア」とか「腰痛」とかを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
たしかに、鍼灸治療はこういったものにはよく「効きます」。
もしかしたら、
「鍼灸治療でこんなに良くなりました!」という
ミニチュアダックスちゃんのビフォアー(両後肢麻痺で歩けない様子)⇒アフター(元気よく走っている様子)の画像や動画などをネットやテレビなどで見たことがある人もいるかもしれません。
たしかに、ミニチュアダックスさんたちの椎間板ヘルニアには、鍼灸治療が良く効くように思います。
クリニックでも、今まで何頭もミニチュアダックスの子たちが後肢麻痺や腰痛で鍼灸を受けてくださりましたが、ほとんどの子が良くなってくれました。
そういう情報で、「鍼灸で治る!」と思われてご来院される方もいらっしゃるので、
私は必ず前もって、
「どんな症状も病気も、鍼灸で完全に元通りに戻すわけではありません」
「ですから、〇〇回で良くなりますとか、はっきりしたことは言えないんです」
という旨を伝えさせていただいています。
どういうことでしょうか?
前回、第一回のブログで、「鍼灸の究極の目的は気の流れを調(ととの)えること」と書きましたが、
鍼灸というのは、「患者さんの持っている気の流れを調整してあげることで、患者さんが自ら元気になるのをお手伝いする」方法なのです。
もし、長患いをしたりしていてものすごく「気」を消耗してしまっている場合は、
食事や漢方なども併せて、気を補ってあげること、そして鍼灸で気を巡らしてあげることで、ようやく見た目も元気になってきます。
ただ、それには時間がかかる場合もあります。
鍼灸でせっかく気の流れを良くしたとしても、良くない生活習慣(ワンちゃんの場合は、例えば食べすぎ、過度な偏食、運動を全くしない、フローリングの上で滑っている等)を続けていれば、またからだは元の状態にすぐに戻ってしまいます。
また、鍼灸を受けに来てくれる子たちの多くは高齢のことが多いので、
高齢のワンちゃんネコちゃんたちは、私たちが思っている以上に速いスピードで歳をとっていきます。
その中で鍼灸をして、少し調子を上げてあげられても、何もせずまた1か月、2カ月と過ごしていたら身体はどんどん歳をとっていますので、また不調が出てくるでしょう。
ですから、
鍼灸というのは施術者におまかせして「元気にしてもらう」治療法ではなく、
「自分で自分のからだを維持するためのお手伝い」なのです。
(鍼灸を行うペースなどについては次回お話します)
そんな中でも、今まで鍼灸治療をしていて、こちらも信じられないような効果をみせてくれる子たちもいます。それも、少数でなく。
例えば、
・後ろ半身麻痺だったのが、3回くらいの鍼灸治療で歩けるようになった(早い子だと1回でも立ち上がり始める)
・四肢麻痺だったのが、立って歩いたり走ったりできるようになった
・全く食欲がなかったのに、鍼灸をしたらどんどん食べ始めた
・西洋医学的な検査では何も悪いところがないのに吐き続け、どんどん痩せてきたが、鍼灸を始めて体重も増え、毛艶も良くなった
・毎年皮膚のかゆみで抗生物質やステロイド漬けだったのが、鍼灸と漢方で維持できている
・膝関節や股関節の脱臼で度々歩けなくなっていたが、鍼灸をしてから快適に歩けている
・寿命が近づいている子たちで、鍼灸をしたら不整脈や呼吸の乱れが落ち着いた
などの効果を、私も体感しています。
動物の不思議なところで、鍼灸に対する反応がとても良いのです。
もし、16歳のボーダーコリーの子が、
椎間板ヘルニアや股関節形成不全、膝関節の関節炎などで、何度も立ち上がれなくなったところを鍼灸で治療し、
そのたびに立ち上がれるようになったとしたら、どうでしょうか?
もし人に例えたら、90歳以上のおばあちゃんが足が痛い痛いと泣いて立てなくなったけれど、
1回の鍼灸でまた立ち上がれるようになり、歩き始めたようなものです。けっこうミラクルですよね。笑
なんでも人に例えるのはいかがなものかとは思いますが、実際にこういうことが起こっています。
ただ、そのようなミラクルは私が起こすわけではなく、古来から伝わる叡智の結晶である中医学と、連れてきてくださる飼い主様たちと、がんばっている動物たちの息がぴったり合ったときに起こるのだと感じています。
鍼灸は、決して不老不死の薬ではありません。
本当は、皆同じくらい元気にしたり歩けるようにしたりしてあげたいけれど、悔しいことにやはり個体差があります。
私の施術でうまくいかなければ、他の先生を探してもいい。
鍼灸でなくても、他の方法で元気になれるなら、それでもいい。
でも、鍼灸が、診断と手技を間違えさえしなければ絶対良いものであるという自信があるからこそ、
1日にできる件数は限られてしまいますが、ご予約制にして時間を十分にとって施術しています。
そして、日々の治療が私の修行の場でもあり、いつも、「良くなってね」という気持ちで行っています。
鍼灸の効果、少しでも伝わったでしょうか?
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
次回は、「鍼灸を始める最適な時期・ペースは?」です^^
また読んでくださいね☆
2019年3月4日月曜日
ウィルどうぶつクリニックの鍼灸ブログ 第一回
こんにちは^^獣医師の青木です。
3月から不定期で、鍼灸治療に関して 皆様から疑問やご相談を受けることが多い内容について記事を配信していきたいと思います。
私が学生の頃に中医学(中国医学)を志し、勉強を始めてから今月で満10年になります。
思い返してみると、当時大学でも東洋医学に関する授業など一切無い中で、研究室の研究よりも夢中になっていたのが懐かしいです(笑)
現在鍼灸治療を受けている患者さまも、受けていない方も、人も動物も共通の内容が多くなっています。
ぜひ読んでみてくださいね^^
第1回は「鍼灸治療はだれに必要か」です。
ご存知の通り、鍼灸(しんきゅう)は、
鍼(はり)とお灸(きゅう)を使って中国医学(正式には中医学と言います)を実践する治療法です。
詳しくは次回以降順にお話しようと思いますが、
かなり簡潔に言うと、鍼やお灸で「気」の流れを調節してあげる方法です。
治療を受けたことのない人は、「気」なんて聞くと、そんなのおまじないのようなものなんじゃないの?と思われるかもしれません。
ですが、鍼灸こそ、現代の医療に必要なものだと私は強く思っています。
そして、極論な言い方ですが、鍼灸の必要のない人や動物はいない、と言っても過言ではないと思います。
だれでも、
「病院に行くほどではないけれど、今日はなんとなく調子が悪い」
とか
「私はずっと冷え性で」
とか
「緊張したりストレスを感じるとすぐにお腹にくるんです」
というようなことがあるでしょう。
それを放っておいても特に生活に支障がでるほどではないかもしれませんし、
気づいたら何もしなくても良くなっている、ということもあるかもしれません。
それは、私たちのからだに、いわゆる「自然治癒力」というものがあるからです。
からだが良い状態を保てるように、意識しなくてもバランスをとってくれる力です。
それが、個人(個体)のからだの中でバランスをとりきれなくなったとき、いよいよ外からの手助けが必要になる「病気」という状態になるわけです。
ただし、一般的な医療(西洋医学)で検査をしても、なかなかはっきりした原因がわからない、データ上は問題ないのに不調だ、という状態もあると思います。
中医学ではそれを「未病(みびょう)」と呼びます。
こういった不調は、わたしたちのからだからの、
「ちょっとバランスが崩れています。何かしらの対処が必要です」
という「お知らせ」です。
もし、お薬を飲んで、すぐに良くなる軽い不調だったら、それでも良いでしょう。
ただ、お薬を切れない、切ると調子が悪くなる、そういう時は、どうしたらよいでしょうか。
そんな時に鍼灸治療の出番です。
鍼やお灸でツボ(経穴)に刺激を加え、からだの中の「気」というエネルギーを動かしてあげます。
「通即不痛」「不通即痛」(気が通っていれば痛みは感じません、気がかとっていないと痛くなります)という中国の言葉がありますが、まさに、気の流れを良くしてあげるのが鍼灸の目的なのです。
ですから、からだからのお知らせに意識を向けて、もし、どこか不調があったら、何かしらの手助けをしてあげる。
それが鍼灸でも良いし、整体でも良いし、適切な運動でも良いし、もしかしたら気晴らしや十分な睡眠だけでもからだに与えてあげるだけで良くなるかもしれない。
そんな風に、自分には何が合うのか、どこが弱いのか、自分のからだとこころの歴史を振り返り、向き合っていくのが中医学だと思います。
鍼灸がだれにでも必要と言ったのはそういうわけです。
とくに動物は、
自分で「ここが具合が悪い」「今日はけっこう調子が良いんだよ」など言えないので、検査検査、お薬お薬・・・となりがちです。
もちろん、必要な検査やお薬はあります。適切な医療を受けるために大切なことです。
ただ、具合がすこぶる悪くなってから(つまり、自分だけではもうどうしようもないくらいバランスがとれなくなっている状態から)治療を受けるよりも、
日頃から積極的に気の流れを良くしてあげたり、弱い所を補ってあげる方がどうぶつにとっても健康的ではないでしょうか。
とくにどうぶつは人よりも寿命が短く、はやく歳をとっていきますので、鍼やお灸のようなやさしい治療は向いていると思います。
中でも高齢のワンちゃんネコちゃんは、放っておけばどんどん「気不足」という、エネルギー不足になっていきます。
鍼灸は治療ですが、施術する方が「治してあげる」という上から目線なものではなく
「手助けしてあげる」という、なんというか、そっとしたものだと私は思います。
ですから、治療に対する反応もその子その子によって違います(これはまた次回以降にお話しします)
わたしはこれからも、「元気でいようとするどうぶつのお手伝い係」でいられたらいいなぁと思っています。
私なぞ中医学の奥の深さに足を踏み入れたほどのまだまだの状態ですが、これからも勉強し続けようと思っています^^
日々進化を心がけていますので、ブログの内容も、少しずつ言葉が変わっていったりするかもしれませんがそこはご容赦くださいね。
次回は「鍼灸って本当に効くの?!」です^^
お楽しみに♪
2019年2月22日金曜日
4周年を迎えました☆
こんにちは。
また久しぶりの更新になってしまいました。
おかげさまでウィルどうぶつクリニックは2月20日4周年を迎えました!
オープンしてからウィルの死、2度の出産や、入院などいろいろありましたが、ここまで来られたのは本当に支えてくださっている皆様と通ってくださっている患者さまのおかげです。
いつも、本当にありがとうございます。
この冬も、お亡くなりになる子がたくさん、いらっしゃいました。
皆、よく頑張ったよね。
それぞれの年齢、病気、いろいろなものを抱えながらでしたが、皆精一杯自分の命を全うしていったと思います。
いつも、病気の子や寿命を全うしていく子たちをみて、この子たちは私たちにいろいろなことを気づかせるためにここに来たのだと、こころから思います。
私たちが自分の人生だけでは体験しきれない悩み・苦痛・葛藤・そして愛情をこの子たちは短いワン生、ニャン生の中で教えてくれているのだと思います。
もし、嬉しいこと、楽しいことだけだったら、私たちは学ぶでしょうか。
よりよく生きていくためにはどうしたらよいか、考えるでしょうか。
いつも元気で調子が良くて怖いものなしだったら、弱い者の痛みが、わかるでしょうか。
わたしたちはいつも、比べてばかりだと思います。
同じ歳のあの子のほうが元気だ、あの子はすぐに元気になったのにうちの子はなぜ病気ばかりなのだろう、なんでなんで・・・・
今一緒にいられることが幸せなのです。
明日の今頃は一緒にいられないかもしれない。
命の最期があるのは皆平等です。
ですから、ほかの子と比べず、その子をみてあげてください。
治らなくても、飼い主さんが笑ってくれているのが、動物たちにとっては一番の幸せなのではないでしょうか。
(もちろん、適切なケアを受けている場合です)
一緒に笑ってできる限り楽しく暮らすこと。
病気だけにとらわれず、ぜひそれを思いだしていただけたらと思います。
なんだかまた新興宗教みたいな記事?になってしまいました笑
私はとくにどこかの宗教や団体に属しているわけではないし、動物たちの「言葉」もわかりません(犬語、猫語のわかるコミュニケーション能力はないため)
でも、寿命を全うしていく子たちをみて、毎回、そのように感じます。
たくさんのことを教えてくれるどうぶつたちに感謝です。
ウィルどうぶつクリニックは、これからもどうぶつとの生活が少しでもラクに、楽しく、おだやかなものになるように、
私たちのできることでお手伝いしていきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
また久しぶりの更新になってしまいました。
おかげさまでウィルどうぶつクリニックは2月20日4周年を迎えました!
オープンしてからウィルの死、2度の出産や、入院などいろいろありましたが、ここまで来られたのは本当に支えてくださっている皆様と通ってくださっている患者さまのおかげです。
いつも、本当にありがとうございます。
この冬も、お亡くなりになる子がたくさん、いらっしゃいました。
皆、よく頑張ったよね。
それぞれの年齢、病気、いろいろなものを抱えながらでしたが、皆精一杯自分の命を全うしていったと思います。
いつも、病気の子や寿命を全うしていく子たちをみて、この子たちは私たちにいろいろなことを気づかせるためにここに来たのだと、こころから思います。
私たちが自分の人生だけでは体験しきれない悩み・苦痛・葛藤・そして愛情をこの子たちは短いワン生、ニャン生の中で教えてくれているのだと思います。
もし、嬉しいこと、楽しいことだけだったら、私たちは学ぶでしょうか。
よりよく生きていくためにはどうしたらよいか、考えるでしょうか。
いつも元気で調子が良くて怖いものなしだったら、弱い者の痛みが、わかるでしょうか。
わたしたちはいつも、比べてばかりだと思います。
同じ歳のあの子のほうが元気だ、あの子はすぐに元気になったのにうちの子はなぜ病気ばかりなのだろう、なんでなんで・・・・
今一緒にいられることが幸せなのです。
明日の今頃は一緒にいられないかもしれない。
命の最期があるのは皆平等です。
ですから、ほかの子と比べず、その子をみてあげてください。
治らなくても、飼い主さんが笑ってくれているのが、動物たちにとっては一番の幸せなのではないでしょうか。
(もちろん、適切なケアを受けている場合です)
一緒に笑ってできる限り楽しく暮らすこと。
病気だけにとらわれず、ぜひそれを思いだしていただけたらと思います。
なんだかまた新興宗教みたいな記事?になってしまいました笑
私はとくにどこかの宗教や団体に属しているわけではないし、動物たちの「言葉」もわかりません(犬語、猫語のわかるコミュニケーション能力はないため)
でも、寿命を全うしていく子たちをみて、毎回、そのように感じます。
たくさんのことを教えてくれるどうぶつたちに感謝です。
ウィルどうぶつクリニックは、これからもどうぶつとの生活が少しでもラクに、楽しく、おだやかなものになるように、
私たちのできることでお手伝いしていきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2019年1月5日土曜日
過酷な年越し
2019年、始まりましたね。
12月は、通ってくれていた子達が相次いで亡くなり、忙しない中 も切ない師走となりました。
改めて、虹の橋を渡って行った子達のご冥福をお祈りいたします。
皆、クリニックにも遊びに来てね…
訳あって大晦日まで仕事だったわけですが(夫は年末年始関係なく ペットホテルの子達のお世話があるので、ずっと仕事でしたが)、
なんと大晦日の夕方から長女が嘔吐!次女が下痢……看病と片付け でてんやわんやの年越し。年末年始らしいテレビ番組など一瞬も見 ることなく新年が明けました。
そしてそして、元旦から夫→私の順に嘔吐でダウン。夫は元旦診療 、私は元旦夜間で急遽点滴まで受けてやっと回復する程の激しい嘔 吐の症状で、夫は高熱の中ペットホテルのお世話に、私は吐きなが ら娘たちの世話に…と本気(と書いてマジと読む)でヤバい年末年 始でした(;´д`)
ちなみに手伝ってくれていたばぁばももれなく感染させてしまいま した(ごめん)
おかげさまで娘たちは元気(こういうのって、子供の方が免疫が強 いんですって!)大人も胃がキリキリしながらも徐々に回復しましたが、もうしばらくお正月がなかった心の後遺症は残りそうです(笑)
1月は下旬にお休みをいただきます。
昨日から診療再開いたしました。
今年も、自分たちにできる精一杯のことを誠意をもって行っていき たいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!
12月は、通ってくれていた子達が相次いで亡くなり、忙しない中
改めて、虹の橋を渡って行った子達のご冥福をお祈りいたします。
訳あって大晦日まで仕事だったわけですが(夫は年末年始関係なく
なんと大晦日の夕方から長女が嘔吐!次女が下痢……看病と片付け
そしてそして、元旦から夫→私の順に嘔吐でダウン。夫は元旦診療
ちなみに手伝ってくれていたばぁばももれなく感染させてしまいま
おかげさまで娘たちは元気(こういうのって、子供の方が免疫が強
1月は下旬にお休みをいただきます。
昨日から診療再開いたしました。
今年も、自分たちにできる精一杯のことを誠意をもって行っていき
今年もどうぞよろしくお願いいたします!
2018年12月4日火曜日
Google、Facebookの口コミにご協力ください
Google、Facebookのウィルどうぶつクリニックのページに、評価と口コミの投稿のご協力をお願いしております!
☆の数だけでも良いのですが、クリニックのご利用の仕方などを他のユーザーの方に知っていただくのが目的です。
もちろん☆がたくさんもらえたら嬉しいですし、良いことを書いていただけたら更に嬉しいですが、皆様がどのような目的でクリニックに通われているか、便利な点、不便な点、改善してほしい点などの率直なご意見を含めて、検索をかけた方に知っていただけたらと思っています。実際に来てくださっている方の声を増やしたいのです。
今まで、クリニックのウェブサイトやFacebook、Twitterなどを通して、当院が完全予約制で診療を行わせていただいていることは地道に告知してきましたし、クリニックの駐車場、入口にも予約制の札を貼っていますが、やはり他の病院さんがお休みの日などに、ご予約なしで突然ワンちゃんネコちゃんを連れていらっしゃる方がいらっしゃいます。
ご来院いただけるのは大変嬉しいのですが、来てくださっている方はご存知の通り、獣医師はだいたいご予約の方の診療か鍼灸か往診中なので、すぐに診てあげることができないことがほとんどで、申し訳ないのですがほかの病院さんを探していただくこともあります。
じゃあGoogleの検索に出ないようにすれば良いかというと、遠方から調べていらしてくださる方も多く、また、Googleの診療時間などは細かいカスタマイズができないので(本当は「不定休」のように表示したいのですが、現時点ではそれができません)非常に迷うところであります・・・
ですので、皆さんのお力をお借りしたいのです!
実は私はあまり口コミって書いたことがないのですが(なんか人を評価するみたいで緊張する。汗)病院やお店などに行くときに参考にすることはあります。皆さんはどうでしょうか?
病院やお店のサイトももちろんチェックすると思いますが、口コミもご利用されている方の意見なので、参考になることもあると思います(全く、参考にならないこともありますが・・・)
参考ですが、こんな感じはどうでしょうかということを書きます
例)
「遠方からですが鍼灸治療に通っています。かかりつけは地元にあります」
「予約制なので、いざという時は他の病院にも行けるようにしてありますが、基本的にはウィルに行っています」
「小規模の病院なので、できないことは二次病院等を紹介されますが、時間をかけて診察してくれます」
「トリミングに行っています。老犬だけどトリマーさんが一対一でやってくれています。その分時間はかかりますが、安心です」
など・・・ちょっと良く書きすぎですかね。笑
もし、
「こういうわけで通ってよかった」とか「こんな症状が良くなりました」とか、そういうことも書いていただけると励みになります^^(これはあわよくばです)
Googleは、全くこちらを利用されたことのない人でも、Googleのポイント集め?のために評価をつけてくることもあります。できるだけ、来てくださっている方の生の声を書いていただきたいのです。
口コミや☆の数は、途中で変更することもできます。
例えばもし今☆4つでも、「青木はアカンな」という状況になったら消していただいて結構です。
ネットはあまり得意ではない私ですが、皆様どうぞご協力お願いいたします!<(_ _)>
2018年9月24日月曜日
おうちの子が病気や寝たきりのとき。
若くして、病気になる子もいる。どんなに治療を施しても、あっという間に亡くなる子もいる。
一方で、とくに気を遣ってもらっていないような生活をしている子でも、「病気ひとつせずピンピンコロリでした」という子もいる。歳をとって、寝たきりになって、それでも生きる子もいる。
病気かそうでないか、どれだけ長く生きたか、そういうところにばかり囚われてしまうと、おうちの子が、とても不幸に思えてしまうこともあるでしょう。
なんでうちの子が、こんなに大変な思いをしなくてはならないんだろう、うちに来なければもっと幸せになれたのではないかと思ってしまうでしょう。
(もしくは、ただ可愛がりたかっただけなのに、こんなに大変な思いをするなんて思ってなかった、という人間都合の考えをもっている人もいるでしょうが・・・)
どの子が一番幸せかなんて、私たちにはわかりません。
手をかけて心を尽くしていても、病気になるときはなるし、死ぬときは死にます。
ですから、今の状況下で、精一杯可愛がってあげて、食べられるものをあげて、その子なりに楽しくおいしく、その子の寿命を生き切ることを手助けしてあげること、それに尽きると思います。
何が正しいかなんて、時代にも、生まれた国にも、世間にも、家族によっても違います。
歩けなくなったら安楽死という国がある。
でも、歩けなくなっても元気で食べられて、カートでお散歩に行って、その子がイキイキした表情をしているならそれでいいじゃない、という人もいる(私です)。
人間が代わりにやってあげられる範囲を、人間の方が苦痛でなく破綻することなくやってあげられるなら、それで良いと思います。
幸運なことに、犬猫は、(人間ほどは)悲観的になることはありません。
もちろん生まれつきの気質(性格)はありますが、飼い主さんが笑顔でそばにいてくれたら、そして、適度にお散歩して、適度に食べられたら、きっとそれだけで十分幸せです。
病気の子の面倒をみていくことも、介助も介護も、「あなたならできる」と言われているから、そういう子がおうちに来るんだと思います。
それが神様なのか、自然の力なのか。それはその人の信じるものによりますが、必ずそういう力が働いていると思います。
そして、動物たちが自分たちの体をもって、短い寿命をもって、私たちに教えてくれることを、感謝の気持ちをもって学ばせてもらうことです。
これは、正答のない試験と同じです。
精一杯勉強してひねり出した自分の回答が、合っていたのか間違っていたのか、発表されることのない試験問題と同じだと思います。受験の場合は合否が出ますが、動物のお世話の場合はそれがありません。だから苦しくなることもあります。
でも、自分ができる限りのことをして試験に臨んだら、きっと合否がわからなくても、「自分はこれだけやった。やりきった」という達成感が残るでしょう。それは、他人から評価されなくても、自分の中には確実に残るもの。
そして、愛の心をもって動物のお世話をすれば、必ずそれは動物にも伝わります。「こんなにしてもらった。ありがとう。」という気持ちで過ごしていけるし、亡くなるときもそうでしょう。
もし一人で苦しくなったら、相談できる人を見つけてください。動物病院が一番の相談相手になれればよいですが、トリミングサロンでも良いし、ドッグトレーナーさんでも良い。そうでなければSNSでともに苦労している人を見つけて語り合うのもよいかもしれません。
ただ、SNS上の人たちは、ほとんどが、自分と同じ、「アマチュア」な人たちだということには注意です。中には自分の犬猫でうまくいったことを善、うまくいかなかったことを悪と、世界でも通用する基準かのように載せている人もいますから、信じすぎるのは要注意です。余計苦しくなってしまうことがあります。やはり、信頼できる専門家を探すのが良いと思います(それも、複数。)
私もこれから、ウィルどうぶつクリニックを「卒業」していった患者さん・飼い主さん(なんかAK〇みたい。笑)と、今まさに闘病中の飼い主さんたちをつなぐお手伝いができたらよいなぁと考えています。状況は違っても、きっと分かち合える気持ちがたくさんあると思います。
皆ができるだけ穏やかに、楽しく美味しく過ごせますように。
一方で、とくに気を遣ってもらっていないような生活をしている子でも、「病気ひとつせずピンピンコロリでした」という子もいる。歳をとって、寝たきりになって、それでも生きる子もいる。
病気かそうでないか、どれだけ長く生きたか、そういうところにばかり囚われてしまうと、おうちの子が、とても不幸に思えてしまうこともあるでしょう。
なんでうちの子が、こんなに大変な思いをしなくてはならないんだろう、うちに来なければもっと幸せになれたのではないかと思ってしまうでしょう。
(もしくは、ただ可愛がりたかっただけなのに、こんなに大変な思いをするなんて思ってなかった、という人間都合の考えをもっている人もいるでしょうが・・・)
どの子が一番幸せかなんて、私たちにはわかりません。
手をかけて心を尽くしていても、病気になるときはなるし、死ぬときは死にます。
ですから、今の状況下で、精一杯可愛がってあげて、食べられるものをあげて、その子なりに楽しくおいしく、その子の寿命を生き切ることを手助けしてあげること、それに尽きると思います。
何が正しいかなんて、時代にも、生まれた国にも、世間にも、家族によっても違います。
歩けなくなったら安楽死という国がある。
でも、歩けなくなっても元気で食べられて、カートでお散歩に行って、その子がイキイキした表情をしているならそれでいいじゃない、という人もいる(私です)。
人間が代わりにやってあげられる範囲を、人間の方が苦痛でなく破綻することなくやってあげられるなら、それで良いと思います。
幸運なことに、犬猫は、(人間ほどは)悲観的になることはありません。
もちろん生まれつきの気質(性格)はありますが、飼い主さんが笑顔でそばにいてくれたら、そして、適度にお散歩して、適度に食べられたら、きっとそれだけで十分幸せです。
病気の子の面倒をみていくことも、介助も介護も、「あなたならできる」と言われているから、そういう子がおうちに来るんだと思います。
それが神様なのか、自然の力なのか。それはその人の信じるものによりますが、必ずそういう力が働いていると思います。
そして、動物たちが自分たちの体をもって、短い寿命をもって、私たちに教えてくれることを、感謝の気持ちをもって学ばせてもらうことです。
これは、正答のない試験と同じです。
精一杯勉強してひねり出した自分の回答が、合っていたのか間違っていたのか、発表されることのない試験問題と同じだと思います。受験の場合は合否が出ますが、動物のお世話の場合はそれがありません。だから苦しくなることもあります。
でも、自分ができる限りのことをして試験に臨んだら、きっと合否がわからなくても、「自分はこれだけやった。やりきった」という達成感が残るでしょう。それは、他人から評価されなくても、自分の中には確実に残るもの。
そして、愛の心をもって動物のお世話をすれば、必ずそれは動物にも伝わります。「こんなにしてもらった。ありがとう。」という気持ちで過ごしていけるし、亡くなるときもそうでしょう。
もし一人で苦しくなったら、相談できる人を見つけてください。動物病院が一番の相談相手になれればよいですが、トリミングサロンでも良いし、ドッグトレーナーさんでも良い。そうでなければSNSでともに苦労している人を見つけて語り合うのもよいかもしれません。
ただ、SNS上の人たちは、ほとんどが、自分と同じ、「アマチュア」な人たちだということには注意です。中には自分の犬猫でうまくいったことを善、うまくいかなかったことを悪と、世界でも通用する基準かのように載せている人もいますから、信じすぎるのは要注意です。余計苦しくなってしまうことがあります。やはり、信頼できる専門家を探すのが良いと思います(それも、複数。)
私もこれから、ウィルどうぶつクリニックを「卒業」していった患者さん・飼い主さん(なんかAK〇みたい。笑)と、今まさに闘病中の飼い主さんたちをつなぐお手伝いができたらよいなぁと考えています。状況は違っても、きっと分かち合える気持ちがたくさんあると思います。
皆ができるだけ穏やかに、楽しく美味しく過ごせますように。
登録:
投稿 (Atom)



