ウィルだよ!

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2014年7月16日水曜日

病気のどうぶつと暮らすということ

今日は、地元の往診の日でした。

それぞれのお家にはそれぞれの暮らし方があり、どうぶつたちがその中で家族の一員として大事にされてイキイキと暮らしているのを見ると、とても嬉しいです。
病院では見られない一面を見られるのは、往診ならではの喜びかもしれません。


完治しない病気と闘うのは、どうぶつだけでなく、飼い主さんにとってももちろん負担になります。
お薬を毎日あげないといけなかったり、時間の制約や、金銭的な負担もあります。
寝たきりの子だったら、食事やお水を摂る介助、排泄の介助、寝返りをさせてあげるなど、やることは尽きません。


そんな中でも、自分のお家でできる範囲のことを、ご家族で協力し、上手にどうぶつの病気と向き合いながら暮らしている飼い主さんたちを見ると、私の方が見習わないといけないなぁと頭が下がる思いです。


もちろん、皆さんが病気のこと、どうぶつのことを始めから全て理解しているわけではありませんから、その子の状態を受け入れるのに時間はかかります。
私はそういう、「これからどうしたらいいの?」とか、「まだできることがあるのかな?」という不安でいっぱいのときに、できるだけ丁寧にお話をお聞きして、今後のことを相談して決めていけるようにしたいと思っています。
決して効率が良いわけではありませんが、必要なことを、削るわけにはいきません。


その反対に、具合が悪くなったらすぐにどうぶつを手放そうとするとか、面倒くさがるような飼い主さんには、かなり厳しいです!耳の痛いこともハッキリ言います。


どうぶつに対する思いは人それぞれでも、家族に迎えた以上、最後まで責任をとりたいですね。

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