ウィルだよ!

ウィルだよ!

2015年5月28日木曜日

今までありがとうね、ウィル。

私の愛犬であり、クリニックの看板犬であり名誉院長であったウィルが、一昨日亡くなりました。
10歳でした。

最期の2週間は、毎日朝昼晩尿道にカテーテルを入れておしっこを出してあげて、でも自分でも出すぞーって力んだりできて、
亡くなる前々日まではお母さんの手作りご飯を自分から食べたり、笑ったりできて、
前日はフラフラしながらも自力で車に乗り込んでクリニックに出勤して、
帰りも「お家帰ろう」って言ったら、何とか立ち上がって車に乗り込んで、帰ってきました。

最期は、お母さんと、旦那さんと、私と、3人で看取れました。


こんなに、きれいなまま、可愛いまま、自分の命を一生懸命駆け抜けていった子を、私は見たことがありません。

もう長くないとわかってはいたものの、なんとか少しでも楽になってほしいと、毎日鍼やお灸をしました。お灸をすると、ふーっとため息をついて、ほっこりした表情になりました。
大好きなチーズも、人用のものはほんとはダメなんだけど、たくさんあげました。嬉しそうに食べていました。


だんだんお腹が大きくなってきた私を、これ以上疲れさせないように、闘病生活を短くしてくれたのかもしれないね、と母が言ってくれました。
「志織ちゃん、今日もちゃんと診察に行ってきてね」というように、朝早く、私たちの見守る中で息を引き取りました。
最期まで、良い子でした。

本当は、もっと一緒にいたかった。
生まれてくる子にも、会ってほしかった。


でも、一緒に過ごしてきた10年間は、私にとって本当に素晴らしく、教えてもらうことがたくさんたくさんあった、何物にも代えられない10年間でした。


もっと早く気づいていてあげたら違ったのかとか、
いつも、診察の一番あとになってしまってごめんね、とか、
自分が獣医として非力だったからなのか、とか、
考えてしまうこともたくさんあります。

でも、自分にできることは全部してあげたし、
ウィルもきっと、最期のときをクリニックで一緒に過ごせて、治療も全部私がしたことを誇りに思ってくれていると思います。

今はもう、涙しか出てきません。

でも、ウィルがいたからこそ私は小動物臨床に進もうと思えたのだし、
ウィルのためにと思ったからこそ、鍼灸の道に進んできたのだし、
ウィルがいたから、自分のクリニックを開こうと決意できたのでした。

だから、毎日のお仕事は、ウィルのためにも笑顔でしたいと思っています。

ウィルを可愛がってくれた皆さん、本当にありがとうございました。
お見舞いに来てもらったり、お見舞いのフルーツをいただいたり、こんなに幸せな子はいません。

これからもウィルは、クリニックの看板でニコニコ皆さんをお迎えし続けます。











2015年5月21日木曜日

ただ太ったわけではないんです

こんにちは!またすっかり更新が遅くなってしまいました。

クリニックがオープンしてから早3か月。

5月に入ってからも、多くの患者さま・トリミングのお客様にお越しいただき、嬉しい限りです。

鍼灸治療の患者さまの飼い主さまにも、治療の様子や効果をfacebookやTwitterにアップしていただいたり、他のわんちゃん猫ちゃんにもお勧めしていただいたりしているようです。
こんな治療があるよ!と知っていただく機会を飼い主さんが提供してくださっています。
ありがとうございます!

ちょくちょく往診に出たりしているので、クリニックにいないこともあるのですが、
飼い主さまのご理解とご協力で、なんとか始めたばかりの私たちでも毎日の診療やトリミング・ペットホテルを行えております。
重ねてお礼申し上げます。


☆さて、皆様にお知らせです☆

院内掲示で先行してお知らせしておりますが、わたくし現在妊娠しております。
8月が予定日です。

だんだんとお腹が目立ってきたため、「太った?」と聞かれることもしばしば。
いや、確かに自分も太ったんだけどさ・・・(苦笑)


これからの診療についてです↓


・7月までは、通常通りの診療を行っていく予定ですが、ご予約の多い日には件数の制限をさせていただくこともございます。夜間の往診もでお受けできかねる日もございますので、できるだけ早めのご連絡をお願いいたします。

・8月は、診療のご予約のいただけない日・前日までの完全予約でのご対応をさせていただく日がございますので、院内掲示やHPをチェックしてくださいますようお願いいたします。
お電話でのお問い合わせも可能です。

・慢性薬を飲んでいる患者さま、定期的に鍼灸治療を受けてくださっている患者さまは診療の計画をご相談ください。


★トリミング・ペットホテル、療法食や予防薬等の継続販売は通常通り行いますので、よろしくお願いいたします!!(旦那さんがんばります)


患者さま・飼い主さまには大変ご不便とご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。


・・・ちなみに!


こちらも時々聞かれることですが、
トリミング、しつけ、診療の助手をしている男性スタッフは、
私の弟・・・ではなく、夫です!!(笑)

夫婦で運営しております。
同じ年生まれなのですが、夫のほうが若く見られるんですよね・・・


そして、最近受付や電話対応をさせていただいているのは、私の母です。
声が似ているので電話で間違えたと何度か言われています(笑)



今までもたくさん大変なことはあったけれど、この数年が私にとって一番変化の大きい、激動の年になっています。
その中でも、今はきっと自分が試されている時だろうと、日々の中での様々な困難(体のことも、気持ちのことも)と向き合いながら、できるだけ冷静に自分を見つめてみようと思っています。

実は今、愛犬ウィルの調子が良くありません。
日々何をしてあげられるか考え、自分にできる限りのことをしていても、これで良いのかと悩む。
なんども泣いたり絶望的な気持ちになったりしていますが、
ウィルも私も自分の足で立っていられるのは、家族の支えがあるからだと思います。お腹の子も然り。

命って、明日あるかわからない。
だから今、精一杯愛を注いであげたいと思います。


2015年5月3日日曜日

けっこう・・・気にしてます

早いもので、もう5月!GWなんですね!今日はお出かけ日和みたい。

ウィルどうぶつクリニックは、GW中も通常通り診療&トリミング&ホテルしてます。


ブログも更新が滞ってしまい、時々「読んでるよ」なんて言っていただくと、
「わぁぁ全然更新できてない~!」と内心焦っております(汗)

4月も多くの患者さまにお越しいただきました。往診にも行かせていただきました。

2月のオープン以来すっかり顔なじみのようになった患者さまもいれば、「あの子、どうしてるかなぁ」とその後が気になる子たちもいます。

実は、来ていただいた後のことを、私も夫も、結構気にしているんですよ。

あのお薬ですぐ良くなったかなぁ、とか
鍼灸の効果はどうだったかなぁ、とか。

トリミングだけの子でも、お耳が汚れていたりしたら、その後かゆみはないかしらとか、トリミング後に疲れちゃったりしてないかなぁとか。カットは気に入ってもらえたかな、とか。


なので、気になっている子は休日も夢に出てきたりとかするのです。これはちょっと疲れます(笑)


病院は、予防以外ではできれば来ない方が良い所です。
ただ、私は、元気なときから定期的に診察にきていただけたら!と思っています。

それは、知っているようで、「うちの子」のことを、実はあまり知らない飼い主さんがいらっしゃるからです。

実は心臓病があったとか、お膝の脱臼があったとか、ふだんは見ただけではよくわかりませんよね。
そういった子達でも、日常の中で気を付けてあげられることが実はたくさんあったりするのです。

痛い とか、 歩けない とか、そういった飼い主さんから見て目に見える症状が出たときには、
病気は進行していることが多いです。

ですから、「うちの子は腰に普段から負担がかかっているから、段差の上り下りや床で滑らないように気を付けよう!」
とか
「心臓病もちだから、暑いときはとくに呼吸が速くなっていないか気をつけて見てあげよう」
と、普段から飼い主さんが気遣ってくださるだけで、その後のおうちの子たちの調子が大きく変わってくることもあります。

それでも、どんなに気を付けてあげていても、病気になるときはなるし、怪我をするときはします。
そんなときは、どうしてあげたら良いのか、一緒に考えていきましょう。

おうちの子のことを一番に守れるのは飼い主さんです。
獣医は、そのお手伝い役。
ふだんから、おうちの子のことをいろいろお話していただけると嬉しいです。


☆5月13日(水)~15日(木)はお休みをいただきます☆




2015年4月5日日曜日

✿お花見♪✿

こんにちは。
暖かくなったり肌寒くなったり、気温の変化が激しい季節ですが、
おうちのどうぶつたちは元気に過ごしていますか?

クリニックでも、やはり気候の変化でか体調を崩す子が来院されています。

お腹の調子が悪い日が続いたり、皮膚がかゆくなったり・・・
なんとな~く調子が悪い時、ご心配なときは些細なことでもご相談にいらしてくださいね。

さて、みなさんお花見は行かれましたか?
われわれも先日の休診日、うちの名誉院長とともに羽村の河原に行ってきました。

昨年の今頃は、来年は元気に歩けているか・・・なんて少し心配していましたが、
じいちゃんなりに元気に車に飛び乗って、桜並木の下を闊歩^^




















楽しいね♪


来年も一緒に歩きたいね!と約束して帰ってきました。



これから過ごしやすい季節になってくるので、クリニックの前にベンチを置きました。






















クリニックの目の前がバス停なので、バスのお客さんが間違えて座らないかちょっと心配ですが・・・^^;
お外でお待ちいただくほうが楽ちんな飼い主様はぜひご利用ください☆


4月に入り、フィラリアの検査もそろそろ必要になってくる時期です。
すでに健康診断の血液検査のキャンペーンをご利用くださっている患者さまも多くいらっしゃいます!
この機会に、ぜひおうちの子の定期健診を行ってあげましょう!


2015年3月27日金曜日

あれから1年…

オープンしたと思ったらもう3月が終わろうとしている…
だんだんと暖かい日も増えてきましたね。
そろそろクリニックのある羽村市の桜も咲き始めるころでしょうか。
羽村の河原沿いの桜は、かなり綺麗ですよ!市外からも見にいらっしゃる方が多いです。

1年前までは、愛犬ウィルと一緒によく河原までお散歩に行っていましたので、桜のつぼみが膨らんできて、開いて…という様子がよくわかりましたが、
ここ1年くらいはウィルも歩く距離が短くなってきたので、それもできず、最近は桜の様子もわからずの日々です。

以前このブログにも書きましたが、ウィルは昨年3月、突然立てなくなりました。
前日の夜までは普通にお散歩に行っていたのに、翌朝急に、四肢に力が入らなくなったのです。
こんなことって…本当に起こるのだ  と、獣医ながら相当焦りました。

どうぶつは、私たちのことを、私たちが思っている以上によく見ています。
飼い主さんのストレスが、その後どうぶつの病気の発症の原因になることも、少なくありません。
私は中医学を学びながら、それをウィルから身をもって教えられることになったのでした。
ストレスで脚が動かなくなるって、そんなことあるの?と思われる方も多いでしょう。
中医学では、「肝」という臓の気がのびやかでなくなることによって、さまざまな病気が発症するという考え方があります。
人でも、とてもストレスがかかったときに、お腹が痛くなったり、少し経ってから調子が悪くなったりしますよね。それと同じです。

ウィルは、私と同調することが多いです。私の調子が悪くなると、一緒にお腹を壊したりします。
それを、まだ大丈夫だろう、明日も元気だろう、といつの間にか思ってしまっていた自分に、当時とても反省しました。もう9歳なのだから、いつ何があってもおかしくない状態だったのに。

それから、老犬クリニックに勤め始めて、同じような体験をしているワンちゃんが多くいるのだと改めてわかりました。猫ちゃんも同じです。

ウィルは今、あんなことがなかったかのように元気です。もちろん、血液検査上少し数値が良くないものもあるし、長く歩くと疲れます。おしっこも近くなりました。
でも、1年前よりも、顔はイキイキしています。
私のしつこい(?笑)お灸の成果なのか、私の体調と同調しているからか、いろいろな要因はあると思いますが、できるだけ長く、この子の中の良い状態を維持できるようにしてあげたいと思います。

患者さまに関しても同じです。
できるだけ、ご家族とその子が無理のない状態の中で、良い調子を維持できる方法を一緒に探していきたいと思っています。
まず、飼い主さんが納得すること。どんな治療でもお薬でも、それが大事だと思っています。





2015年3月19日木曜日

オープンして1か月☆~出張鍼灸DAY


オープンして1ヶ月が経ちました!

予防の子、鍼灸の子、入院の子、トリミングの子、ホテルの子といろんな方が来てくださいました
往診も、変わらず行かせていただいております。
往診で私が不在の際はご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。


たった1ヶ月ですが、意外と飼い主さまの中にも鍼灸に対してご興味ある方が多いのだと驚いております。

やはり、歳をとってきたり、病気と闘っていたり、みなさんいろいろなご心配から、「からだに優しいことで、何かできることがあれば」と鍼灸をお受けくださることが多いです。

もちろん、ホテルやトリミングで、クリニックの雰囲気を確認して、それから診察も!という方もいらっしゃいます。
どんな形であれ、まずは私たちの雰囲気やしていることを実際に見ていただき、そこで良ければまた来ていただけたら私たちも嬉しいです。


さて、先日16日は、国立市のドッグトレーナーのWANLOVEさんで、出張で鍼灸の治療をさせていただきました。







治療していると自分では写真を撮れないので^^;、WANLOVEの渡辺先生のTwitterから写真をお借りします!

大きい子から小さい子、若い子からお年寄りの子まで8頭施術させていただきました!
みんな、また来月まで元気でいてね。


さて、もうそろそろ、狂犬病予防接種や、フィラリアの予防の季節が始まりますね!
すでにお受けいただいている患者さまもいらっしゃいます^^
クリニックでは、健康診断がお得にできるキャンペーンもご用意していますので、ぜひこの機会にお受けください!
詳細はまたブログでお知らせします^^



2015年3月8日日曜日

人と人とのお付き合い

本日は、私が在籍している、日本獣医中医薬学院の鍼灸推拿研究科の授業日でした!

日本獣医中医薬学院はこんな学校です↓

http://itcvm.com/


授業内容はとても濃く、頭フル回転なので1時間もいると私はのぼせたようになってしまうのですが、今日も、やっぱり中医学は面白い!勉強になるな〜と改めて感じる1日でした。
また、同じ学年の先生方は、ほとんどの方がご自身でご開業されているので、いろいろなお話を聞くと励みになりますし、私もがんばろ~!と思えます。

推拿とは、中国の伝統の治療法のひとつで、鍼灸の刺激が強い子や、身体が弱っている子にも使える手法です。

実習では、肩こりの治療法の手技を実際にペアで行い合って練習しました。

私はまだまだ下手くそでしたが、やってもらって首回りが楽になった感じがします^ ^



クリニックはオープンしてからまだ日は浅いですが、いろいろな患者様が来てくださっています。

皆さん、飼い主さんの生活環境も、動物の性格も、病状も様々です。
トリミングだけで来てくださった方にも、クリニックでのトリミングなので、診察をして、身体や皮膚の状態を確認させていただき、トリミング中やトリミング後の不調をできるだけ防ぎたいと考えております。それがクリニックの責任だと思うからです。

動物は人が思っているより強いです。でも、人が思ってもみないところでとても繊細だったり、ストレスを感じていることもあります。

言葉の通じない動物が、いきなりお家と別の場所に連れて来られて、診察台の上で良い子にできるでしょうか?
動物にとったら、意味もわからず、知らない人に触られてこわい思いをするのは当然です。
動物は人と違って、「良くなるなら我慢しよう」とか、「診察台の上では良い子にするものだ」とか、「トリミング台の上でじっとしていたら、美しくなるんだ」なんて、これっぽっちも思わないのです。
ですから、初めての場所というのは、よほど幼い頃からいろいろな場所に連れていってもらい、トレーニングを行ってある子でない限り、動物にとってストレスになります。病気の子でしたら、なおさらです。


ですから、できるだけ診察では詳しくその子について今までの状態や性格などお話をお聞きしたいですし、例えばワクチンだったらそのリスクを接種前にお伝えしたり、できるだけ今何をしているのかをお伝えするようにしております。

少人数だからこそできる、アットホームで細やかな診療を志しているからです。

ですから、あまりどうぶつのことに関心がないような飼い主さまや、はじめから攻撃的な方、また、こちらのお話をきちんと聞いていただけないような飼い主さまには、正直こちらも疲れてしまいます。

獣医は、動物の何でも屋さんなんて言われることもあるくらい、爪切りなどのケアから、内科、外科(私はやらないけれど)、しつけ、食事のことなど、幅広い知識と技術をもって仕事をしています。
ただ、何でも屋さんでも、初対面でその子の今までと今をすべて理解し、飼い主さまのご要望通りにすべてを良くするのは、神様レベルの獣医師でないと無理だと思います。

だからといって、治療ひとつ行うのに全て同意書をいただくような獣医療もどうでしょうか。
飼い主さまと獣医の信頼関係が重要なのは、このためです。
よっぽどの悪徳でない限り、皆、調子の悪い子を良くしてあげたい、元気でいてほしいという願いに突き動かされて、動物病院で働いていると思います。そういう心がなければ、とても、やっていける仕事ではありません。
ですから、どうぞ、飼い主さまも、治療に協力してください。その子についてたくさん話してください。わからないことがあったら、遠慮なく聞いてください。
そこから信頼関係が始まると思います。

長くなってしまいましたが、どうぶつの治療もトリミングも、すべて人と人とのお付き合いです。
まだまだ未熟者ではありますが、精一杯、取り組んでいきたいと思っておりますので、ご協力お願いいたします。