ウィルだよ!

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2016年8月5日金曜日

信頼できる先生に会えていますか

こんにちは。
またまたものすごす更新が遅れてしまいました(^_^;)

8月になりましたね!
私、昨年はちょうど8月の1ヶ月間産休をいただいていましたので、クリニックでの8月は2年目の今年が初めてです。
空を見上げると夏真っ盛り!というような雲がもくもくと…
「あ〜夏なのね〜」と感じます。
先日は、クリニックのある羽村駅周辺ではむらまつりがありました。今年は珍しく、晴れていましたね〜。外から聞こえてくるお囃子の音を聞きながら、私は診療、夫はトリミングをもくもくと行っていました。
途中で飼い主さんから、屋台の差し入れをいただいたりして!ありがとうございました(*^_^*)

私は暑いのが苦手なので(冬が好き)早く秋来い〜!!と毎日思っています…


さて、今日は、皆さんに、お聞きしたいことがあります。
それは、
「信頼できる先生に出会えていますか」
ということ。

ウィルどうぶつクリニックは、鍼灸治療を行っているため、
通常ではなかなか来ていただけないような遠方からも、定期的に通ってくださっている患者様が多くいらっしゃいます。(いつも、本当にありがとうございます。)
ここで言う、遠方というのは、お車でだいたい1時間以上はかかる距離にお住まいの方。中には高速に乗ってきてくださる方もいらっしゃいます。

やはり、それくらい遠いと、皆さんお家の近くにかかりつけ動物病院さんがあることが多いですが、私はそれでもかまいません。
鍼灸治療の腕を信頼してきてくださるのは嬉しいことです。

それと同様に、外科はこの病院さん、食事療法はこの病院さん、という風に、それぞれ皆さんいろいろなところへ足(肢)を運んで自分とおうちの子に合った病院さんを探されています。

ただ、複数の動物病院さんに行かれたことのないような方は、まだ、自分たちにとって何が必要なのか、どんな病院さんがあるのか、気づかれていない方も多いように感じます。

動物病院も様々です。
それぞれの病院のポリシーも違いますし、先生の得意分野も違う。
人のお医者さんは、内科、外科、歯科、眼科、耳鼻咽喉科、心療内科・・・などという風にきっちり分かれていますが、動物病院の現状は、ひとつの病院でほとんどの科を診てくれることが多いと思います。(動物病院でも、だいぶ専門化が進んでいますので、総合病院に専門の先生が複数いる場合もあります)

ですから、もし、今の病院さんに、「?」と疑問に思うことがあれば、まずその疑問を先生やスタッフに聞けるかどうか、試してみましょう。もしそれができない雰囲気ならば、他の病院さんに、試しに行ってみるのも良いかもしれません。

例えば私たちのクリニックは、獣医師は私一人で、ご予約制をとらせていただいているので、「いつでもすぐに」というわけにはいきませんが、待ち時間が少ない分、具合の悪いコが待合室で長く待つこともあまりないですし、他のワンちゃん、猫ちゃんが苦手なコでも安心して来ていただけます。

また、特別往診の時間を決めているわけではないので、私がクリニックに不在の時間もありますが、事情があって連れてこられない子たちの往診には割とフレキシブルに伺うことができます。

トリミングも同じで、夫が一人で行っておりますので(診療の補助もしてもらっています)、1日に何頭もバンバンこなすことはできませんが、そのコの体調に合わせて、他のコが苦手なコたちも安心してトリミングを受けることができます。

このように、それぞれの病院の良い所、足りないなと思うところを総合的に判断して、ご自身が安心できる病院さんをいくつか探しておくのが良いと思います。
その代わり、必ず、飼い主さまも、おうちのコの状態や、出してもらっているお薬などは把握しておく必要があります。

それから、、
私がとくに大事だと思うこと、
それは、おうちのコの最期のときになったときに、飼い主さまが、心から相談できる病院さんであるかどうかです。

どうぶつはとくに、自分たちがどうしてほしいかを言えません。(言っているのだろうけど、特殊な能力がないと、きちんと正確には理解できないでしょう)

もう、これ以上の治療を望んではいないのではないか。

私が、無理をさせてしまっているのではないか。

本当はもっと、こうしてあげたら嬉しいのではないか。

重病のとき、寿命のさいごの方のとき、
飼い主さまが思い悩まれることは多くあります。

そんな時に、おうちのコにとってどうしてあげたら良いのか、本当に正しいことは分からないかもしれないけれど、腹を割って話し合える先生がいてくれたら心強いと思います。

最近は、ペットロスで大変な心の苦しみを抱えてしまう飼い主さんもいらっしゃいます。そういった飼い主さんの心のケアをする専門のセラピストさんがいる病院さんもあります。

私は、セラピストではないけれど、おうちのコの最期の大事なときを、飼い主さんができるだけ納得して、向こう側の世界に送れるような診療をしたいと思いますし、飼い主さんの心の支えになれるような、そんな存在になれるように努力していきたいと思っています。
言葉にするとなんだか大層ですが、どんな状態になっても愛をもっておうちのコに接せられるように、私も一緒に考えながらお手伝いできたらいいなと思っています。


私もママになって1年が経ちました。
この1年だけでも、母親になってみての自分の心の弱さや、体力のなさ(苦笑)という向き合うのが少々つらい部分や、いつも自然に支えてくれている夫や家族、飼い主さんたちの存在のありがたさ、いろいろなことに気づき学ばされているなぁと感じます。
いつも温かい言葉をかけてくださる皆さんに、感謝申し上げます。

1歳のお誕生日は案の定というか、、熱を出してしまいましたが、おかげさまで元気に成長しております!

























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