ウィルだよ!

ウィルだよ!

2017年6月24日土曜日

つわりは病気じゃないけれど

皆さまにお伝えし、お詫びしないといけないことがあります。

わたくし、現在二人目を妊娠しております。

今回は娘のときよりも、超初期からつわりがひどく、
2か月以上経った今でも体調が優れない日が多く、
現在診療時間を短くして診療を行わせていただいております。

開院当初から通院してくださっている患者さま、飼い主さまには、
娘の出産時や、昨年末の虫垂炎での緊急入院など
おいおい、大丈夫かい・・・という状況がこれでもかと続き、
ご心配、ご迷惑をおかけしてしまっていることを心よりお詫び申し上げると共に
あたたかい励ましの言葉をいただき
感謝の気持ちでいっぱいです。

今回このことを、今書くべきか書かざるべきか・・・とても迷いました。

妊娠・出産はプライベートなことですし、
必ずしも多くの人にとって幸せな話題とは限らないからです。
世の中には様々な事情の方がいます。
不妊治療をされている方も、望んだけれど授からなかったという方も
子供を亡くされた方も・・・その他いろいろな方がいます。
つわりがひどくて・・・という話題は
そういう方達にとっては幸せ自慢になってしまう可能性もあります。

また、そんな状態でうちの子を診るなんてこの先生大丈夫なのかしらと
心配になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
(念のため書きますが、診療・鍼灸の質を落とさないよういつも以上に集中して診させていただいているつもりです)

ただこの半端ないだるさと嘔吐・嘔気はとても自分でも気づかないフリをして
やり過ごせるレベルではありませんし
本当に申し訳ないのですが、本日はどうしてもご予約がいっぱいで診させていただけませんとお伝えしないといけない状況で、
事実2~3週間前からのご予約でいっぱいという中で
今の体調不良の状況をお伝えしなければと考えました。

自営なんだからテキトーに休めばという方もいらっしゃるかもしれませんが
今日診させていただかなかったら
来週はもう会えないかもしれない
そんな患者さまも少なからずいらっしゃる仕事です。

病院開いてるんだから子供産むなんて無謀だという同業者もいるかもしれませんが
そこは人の家庭の問題なのでほっといてください。

100人いれば人の事情の捉え方はそれぞれです。
相手の気持ちを想像したり共感するよりも 批判することの方が簡単です。
とくに批判が得意な人は
自分が同じことを言われたら キレたり ものすごく落ち込んだりするのに
人の痛みには鈍感です。

逆に、何でこんなに良くしてくださるんだろうという
とても心のあたたかい方もたくさんいます。

これならつわり中でも食べられるでしょうと 新鮮なお野菜を持ってきてくださったり
搾りたての野菜生ジュースを持ってきてくださったり
フルーツゼリーの差し入れや
夫、がんばれと 夫用のお弁当をつくって持ってきてくださる方もいらっしゃいました。
涙が出ました。

私には、家族を守っていく、病院をやっていくというプレッシャーはあるけれど
こんな心優しい方々がいて
優しい夫がいていつも助けてくれて
実家が近くにあって母が手伝ってくれて
娘も保育園に通えている。
本当に恵まれていると思います。

娘の出産のときは
私の産休:1日 育休:31日 でした。
今回も同じようにできたら良いですが
できるだけご迷惑をおかけしないよう前もって治療方針を各々ご相談させていただきます。
何卒よろしくお願いいたします。


つわりは病気ではないけれど、
いつかは終わるとわかっていても、

毎日毎日、ノロウイルスに常にかかっているかのように気持ち悪い→トイレに行って吐くの繰り返し。吐くものがなくて血も出る。
いつも38℃以上の熱があるようにだるい。
寝たいと思っても、とめどなく吐き気が襲ってくる
(それでも仕事には行かなければならない・・・)

そんな風に過ごしていたら、気持ちも病んできます。

「赤ちゃんが元気に育っている証拠よ!」とか
「マタニティライフ楽しみましょ!」とか
そういう前向きな言葉なんて何一つ心に響かず

「もっと酷い人はずっと入院しなきゃならないのよ」とか
「私の時はもっと○○だった(大変だった的な内容)」とか言われても
そういうこと言うなら黙っててくれた方がマシだし・・・と思うだけです。
人の辛さなんて人それぞれなのだから。

もしあなたの職場や身内につわりで(つわりでなくても体調不良で)苦しんでいる人がいたら、
お願いですからそっと見守って できるなら手を貸してあげてください

もしあなたがあたたかい心を持つのがムリそうなら
とりあえず何も言わず自分にできることをやってください。
いじわるしても何のためにもなりません。

動きたくても動けないのです。
前向きになろうとしてもなれないのです。
そんな自分が情けなく
上の子のお世話はおろか自分のことさえロクにできなくなる自分に
本当に嫌気がさしているのです。

そしてこれから子供を持つかもしれない方
あなたの妻、彼女は
ホルモンバランスの大変化のせいで
ものすごくイライラしているかもしれないし
ワケもなく不安になって毎日泣いているかもしれないし
上の子のお世話は全部あなたがやらなければならないし
相手がずっと吐いていてトイレは使えないかもしれないし

あなた方にとって「これは夫婦の危機なんじゃないか」と思うほど
(産後の授乳期、赤ちゃんが寝ない!!ときの寝不足でもそういうことが起きますが)
疲れも溜まりストレスも溜まっているかもしれませんが

あなたのパートナーは体の中ですでに人1人を育てているのです。
命がけです。

「オレだって仕事で疲れてるんだ!!」とか
余計なことは1ミリも言っちゃいけません。
夫婦関係で今がんばらなくていつ頑張るんですか。
仕事を頑張るのは当然です。
でも今はフツーに頑張れば良いのです。
きっとまた仕事にとことん打ち込める日が来ますから。(と、私は自分に言い聞かせています)

こんなリスクを背負いながら(仕事のことも、家計のことも・・・)
それでも子供をもつって何だろう・・・と
それはまたテーマが変わってしまうので置いといて

とにかく
子育てがリスクにならない社会で
もう少しお互い思いやりが持てる社会になっていけば良いな・・・
と思っています。

長くなりました。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。



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2017年3月10日金曜日

祝☆2周年



おかげさまで、ウィルどうぶつクリニックは、2月20日で2周年を迎えることができました。

本当にいろいろなことが起こった2年間でしたが、様々な方(そしてどうぶつたち)に育てていただき支えていただいてきた2年間です。これからも、柔らかい思考・姿勢を持つように気をつけ、私たちらしいクリニックをつくっていきたいと思っております。

今、感じていることは、私たちがやるべきことは、患者さまにとっての便利さだけを追求するのではなく、質を高めていくこと、そして、総合的に患者さまが調和のとれた生活を送れるような
診療やトリミングを行なっていくことだと思っています。

ご不便に感じられることあるかもしれません。
ですが、私たちは私たちにできることを日々丁寧にやっていきたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

春の健診や予防のキャンペーンのおハガキを出せたところまでは良いものの、
毎日ほぼ体力を使い果たし、帰ってから娘のお世話と夜泣きに「いやここでやつ当たったりしたら本末転倒なのよ」と自分を制し、夜な夜な院内掲示や資料作成をパソコンでぽちぽちと‥
目の下の2頭のクマはどっしりと腰を据えている毎日です。
でも無理するとまた入院しちゃうのでくれぐれも気をつけますm(_ _)m


さて、先日、私の敬愛する師匠たちも集まられる中医学の研修会「師温会」に参加してきました。
いちばんはじめに参加したのは、大学5年生のときのこと。まだ中医学のことなど、なーーーんにもわからなかった私のような存在をあたたかく受け入れてくださり、基礎から教えてくださった師匠はじめ大先生方との出会いで、今の私があります。

先生方の素晴らしいところは、年輩だからとか、名声や、収入があるからとか、男だからとか女だからとか、全くそういうことを感じさせない寛大さ。ご自身たちのもつ技術や知識を人のため、どうぶつたちのために使っていらっしゃるところです。

産前から久しぶりの参加でしたが、今回もあたたかく迎えてくださり、大変勉強になりました。また参加したい!
そして、先生方に胸を張ってお会いできるように私も努力します!



3月8日は国際女性デーでしたが、やはりまだ、女性は生きづらい時代なのではと思います。

こういう話題に対して、人の意見にすごく攻撃的な人もいるけれど、私の感じていることを書いてみたいと思います。どちらかというと、日本の、同世代向けです。


どうやったって、男と女は違う。同じだったら面白くない。でも、女であるということを、私たちはもっと前向きに捉えないといけない時に来ていると思う。

ホルモンバランスですごくつらくなることもあるし、妊娠出産、不妊‥命がけのことが女の体にはたくさんある。
それだけで、普通に仕事をするのだって大変。いわゆる  普通  に生きていくので精一杯な人もいる。
でもその分、つらそうな人の気持ちがわかるようになる。あたたかみのある人間になる。

皆違うのだから。人と同じようにしろっていう世間の空気なんてくそくらえだ。

親とも違う。
親世代の考える 男とは 女とは なんてもう通用しない。
育ててくれたことへ感謝はする。でも
同じように同じだけお金を稼いだら認められるわけではない。
男だからってひとりで家族を支えなきゃいけないわけじゃない

子供を産んだから一人前というわけでもない

子供を産んでも、コドモのままの大人もいる
子供を産まなくても、家族や社会の役に立っている立派な人たちもたくさんいる


友達が言ってくれたのは、志織はお母さんだけど、同時にお父さんでもあるんだよということば。
確かにそうだ。
何をもってとお父さん、お母さんというかは人それぞれ違うと思うけど、今までのごく一般的な概念の父親、母親の役割を、私たちは夫婦で共有している。
夫も、お父さんであり、お母さんである。それで、いいじゃない!と思う。「理想的な母親」ではないかもしれないし、仕事をしている私にとって育児はひとりでは大変すぎる。でもふたり一緒なら楽しい。

やはり大切なのは、
ありがとうの気持ちと、
やさしい気持ちで、誰かの役に立とうと努力することなのではないかと思う。それが結局、自分のためにもなるのだから。



世間の企業などの御多分にもれず、動物病院業界も、肉体的、精神的ストレスで心身を病んでしまう人が多い業界だと思います。ブラックな病院も少なくありません。
そんな業界だからこそ、そして、動物を癒す仕事であるからこそ、私たちは自分たち自身をも癒さなければならないと思います。


そして、今(たぶん)困っている後輩がいて、伝えたいことがあります。

個人的な意見だし、誰にでも当てはまるわけではないですが、きっと同じように感じている人も少なからずいると思うので、あえてここに書かせてもらいます。



後輩くんへ。


本当に今の場所は君にとって必要なのかい。
君はもっと、独創的で自分勝手で、やりたいことをどんどんやっていくタイプの人間じゃないのかな。
今さら、ちょっとでも世間体を気にして、とか、所帯を構えたから、とか、いかにもオトコラシイことを言うのはやめてよね。笑

君には幸運にも、働ける妻がいて、理解もしてくれている。君は自由に動けるのに。

人は、体や言葉の暴力を受けたり、毎日、オマエはダメだダメだと言われ続けたら、本当にそうなんじゃないかという脅迫観念が生まれてしまうものなんじゃないかと思う。
それが家庭だったらDVだし、職場だったらパワハラモラハラになるんだと思うんだけど、

暴力を振るったりする人間に、最終的に良い医療が提供できると君は思いますか?
どんなに腕が良くても、身内を大事にできない獣医に、本当に君はついていきたいのかな。

そして、君は一番大事なはずの愛する人を自分のストレスのはけ口にしたりしていないかな。

お互い支え合うことは必要。片方がとても大変なときは、もう片方が全力で支えることも必要。
でも、君は何のために仕事をしてるのかな。愛する人と幸せに暮らすためなんじゃないのかな。
自分の意地やプライドだけで、続けるべきでないこともあると私は思う。

自分が変わっても相手が変わらない、自分に変えられない環境なら、出ていくしかないこともあるんじゃないか。

本当は元気だった、面白いアイデアがたくさん湧いていた自分が、つまらない人間になってしまう前に。

私も同じことを経験したからわかる。
何年続けないと、同じ場所にいられないと、耐えられないと一人前なんて、誰が決めたんだいと私は言いたい。

きっと、君の大事な人は、君がお金をたくさん稼いでくるよりも、君がまず第一に心身ともに元気でいてくれることを望んでると思うけどな。

私の言うことなんて素直に聞くわけないと思ってるけど、大事な友達に幸せでいてもらいたいから、言わせてもらうね。

大したことやってるわけじゃないけど、私もそれなりに苦労もしてるから(笑)、これくらいエラそうなこと言わせてもらってもいいよね(笑)


以上、自分のブログだから、いろいろ好き勝手書いてみました!

飼い主さんに素敵なドリームキャッチャーをいただいたので載せちゃおう(^O^)




2017年1月25日水曜日

どうぶつの寿命と向き合うということ

こんにちは。
今年初めての投稿になります。

2017年も、ウィルどうぶつクリニックをどうぞよろしくお願いいたします。

年末年始は、人間社会がざわつくせいか?大きな節目のためか?
どうぶつたちも体調を崩したり、精神的に落ち着かなかったりと、人と一緒に生きている子たちは人の生活の影響をやはり受けているようでしたね。

私も12月は手術・入院と悲惨な始まり方(苦笑)でしたが、年が明けておかげさまで以前と同じように動けるようになってきました。

冬は特に高齢のどうぶつたちにとっても大変な時季なようです。

鍼灸という治療をさせていただいているためか、高齢、とくに、寿命に近いようなどうぶつたちを診させていただくことが多いので、
私も、必然的に命ってなんだろう、生きる、死ぬってなんだろうと考えることが多くなります。

どうぶつも高齢化で、今までは多くなかった病気が増えてきました。
また、獣医療の進歩で、判明する病気も増えましたし、治療の幅が広がった分、回復できる子も増えましたが、飼い主さまの悩まれる機会も増えたと思います。

犬種、猫種的に大まかな平均寿命を迎えた子たちが難治性の病気になったとき、どこまで検査や治療をしてあげるのか。入院させてでも、麻酔をかけてでも良くなる可能性にかけて病院に任せるのか、できることは少ないかもしれないけれど、お家で見守りながら過ごさせてあげるのか。
その選択が、自分のエゴなのではないか、そもそも、こんな病気になったのは自分のせいなんじゃないか、この子はこんな治療望んでいないのではないか…大事にされている方ほど、悩まれますし、心を痛めます。

その一方で、病気になったからと捨てられるどうぶつがいる。病院になんて一度も行かずに、気づいたら亡くなっていました、という子もいる。

どうぶつに対する愛情、お金、時間のかけ方はその家庭によって全く違いますから、どうぶつは、迎えられたお家の状況で、生き方も大きく変わってきます。

鍼灸に来てくださる飼い主さまは、本当にどうぶつたちを家族の一員として大事にされている方がほとんどです。
ですから、皆さん悩みや不安を持ちながら、どう過ごさせてあげるか、考えながら通院されています。

最近、いろいろな飼い主さまとお話させていただいて、思うことがあります。
それは、真面目で愛情深い方ほど、お家の子の病気に心を痛めているということ。
それに対して、どうか、つらくなり過ぎないで欲しいということです。

大事な家族であるどうぶつの病気や老化は、確かにつらいこともあります。
苦しかったり、痛かったり、ご飯を今までみたいに食べられなかったり、排泄がうまくできなくなったり。

でも、皆、誰でも最後には死ぬ。

希望している通りの死に方ができるかなんてわからないですが、身体の全体としてのバランスが取れなくなったときが寿命なのだとしたら、病気かそうでないかというのはあまり重要ではなく、そのときそのときで一番良い状態になってもらえるように、お世話をしてあげることしか、私たちにはできないのではないでしょうか。

その時に、もしとても痛いのなら、痛みをできるだけ取ってあげるようなお薬を使ったり、眠れないのならほっこりとお灸をしてあげたり。
その方法を探すのが、実は難しかったりするのですが…

病気というものにとらわれ過ぎて、今までその子と過ごした楽しかった時間まで忘れかけてはいないでしょうか。

大切なのは、ふっと息をはいて、「大好きだよ」って言ってあげることなんじゃないかと私は思います。
そうすると、ちょっと笑顔になれると思いませんか。

どうぶつたちは、病気に対して文句を言いません。ただひたすら、受け入れて生きている。
どうぶつの強さであり、それをどうしてあげるかが私たち人間サイドの、永遠の課題でもあると思います。

どうぶつたちが本当はどうして欲しいか、私には本当のところはわかりませんが、飼い主さんが、悲しい顔をしたり泣いたりしていたら、きっとおうちの子は心配してしまうと思います。それは、ウィルが私に教えてくれたことです。

獣医さんの中にも、「治せなければ、意味がない」と言う人がいます。それでは、「治らない」病気を持ったどうぶつたちは用済みなのでしょうか。

そうではありません。

病気を受け入れて、ただひたすらにその日を生きている、その動物の姿から、私たちは学べることがたくさんあると思います。
私のようなワカゾウでさえ、考える機会をもらっています。
きっと、人も動物も最期をどう過ごすか、大事な人やどうぶつをどう過ごさせてあげたいか、それは同じなのだと思います。

もう歳だから、寿命だから諦めよう、と言っているのではありません。
私はもっと、どうしたらどうぶつが楽になるのか、痛みをとってあげられるのか、元気に過ごしてもらえるのか、その技術や知識を増やしていかなければならないと思っています。

ただ、少しずつ、寿命や老化を「受け入れる」という作業を一緒にしていきたいと思っています。

私は何かの宗教の信徒でもないですし、心理学者でもありません。きっと5年10年したら、少しずつ考え方も変わっていくのでしょう。
自分がうんと歳をとったときに、どんな風に感じるかはまだわかりませんし、現世では死んだことがないので死に際の自分の気持ちも想像できません。
もし大事な夫が、娘が、と考えたら、全く同じようには考えられないかもしれません。

でも、きっと、自分が病床にあっても、大事な家族に悲しい顔をしてほしくない、何もできなくてごめんねなんて思ってほしくない、と思うと思います。
ウィルの教えてくれたこと、診させていただいていた患者さまの死から学ばせていただいたことの大切さは変わりません。
だから、今日も ありがとう の気持ちを忘れずに患者さまに向き合っていきたいと思っています。



・・・いっぱい小生意気なことを書きました!
気づいたら私も先日誕生日を迎え、慌ただしくひとつ歳をとりました。

お休みをいただいて、家族で伊豆へお出かけしてきました。
樹齢2千年を超えるご神木のある、来宮神社にお参りに行ってきましたよ。

今年は自分の健康にも気を付けていきたいと思います。
いや、気をつけていたつもりなのですが、いつの間にか無理が祟っていたのですね・・・

私も自分自身の不調から学ぶことが多いです。
からだって不思議。












2016年12月31日土曜日

大みそかに。

今年もあと少しになりましたね。

皆さんにとって今年はどんな年でしたか。

私は、ご存知の通りの方もいらっしゃると思いますが、12月に入ってすぐ急性虫垂炎で手術、入院しました。
思えば、なって当然だったと思います。1週間ほど前から、隙間時間があれば横にならないと1日を過ごしきれない状態でした。仕事を少しペースダウンしないと、と思っていた矢先のことでした。
9月ごろから、このままではもたないな、と感じていましたが、診療体制や休みの見直しをする間も無く、とにかく毎日を無事に過ごすのことで必死でした。
きっと、なかなか休まない私に神様が強制入院!と言ったのでしょうね。
1週間ほどで復帰しましたが、ご予約いただいていた患者様、飼い主様には大変ご迷惑をおかけいたしました。申し訳ありませんでした。

出産の時もそうでしたが、今回も、いろいろな方からあたたかい言葉をかけていただきました。
多くの方が、「長く診てもらいたいから、ゆっくりやっていってね」「自分の時間ももつようにしてね」など、あたたかい言葉をくださり、本当にありがたいですm(_ _"m)
たくさん差し入れもいただきました。娘にはクリスマスプレゼントまでいただきました^^ありがとうございました。


今回の入院を通して、クリニックのあり方の見直しをちゃんとしなければと考えました。
飼い主さま、患者さまに、私たちに何ができるか、すべきなのか。

今、私たちのクリニックは、夫と私と、手伝いをしてくれている母で運営しています。
私は、鍼灸•漢方治療を専門にしていますが、私の技量とクリニックの機器でできる範囲の内科的治療、予防医療、しつけのご相談なども行っています。
外科手術はしませんが、その代わり往診にも時間を問わずお伺いしています。
夫は、トリミングとしつけ、診療の補助を行っています。ですので、トリミングを専門に行っているショップさんよりも、お時間をいただくことも多いです。

本来は、これくらい患者さまが増えてきたら、まず動物看護師さんを雇って、さらにクリニックの規模を大きくしていくことを検討すべきなのでしょう。

ただ、夫と私の今の状態で、誰かを指導して育てていく余裕はありません。
育児でものすごいエネルギーを使うし、きちんと体制の整っていない今誰かに入ってもらったとしてもその人を不幸にするだけです。
私たちのやりたい診療やトリミングを、今は、こじんまりでも丁寧にやっていきたい。それが今の私たちの想いです。

そんな中で、患者さまにご不便をおかけすることもあります。お断りしないといけない場合もあるのは本当に申し訳ないですが、私たちからも飼い主さまにお願いがあります。

私たちは、予約制で全ての診療やトリミングを行っています。それは、具合の悪い子たちを待合室で長くお待たせしないようにしたいのと、他のどうぶつや人と接するストレスをできるだけ少なくしたいからです。
また、鍼灸治療や往診は時間がかかります。決して効率の良い診療ではありません。それでもそういった診療が必要な子たちを大事にしたいと思っていますし、誰かがやるべき仕事なのだと思っています。
ですから、お願いしたお時間に来ていただけないと、次の患者さまにご迷惑をおかけしてしまいます。ご予約に遅れる場合はご連絡をお願いします。

また、緊急の場合でも診療をさせていただいていますが、状態によっては設備・人員の揃った病院さんに直接行っていただいた方が良い場合もあります。
「うちの子の具合が悪いって言ってるのに、なんで1番に診てくれないの?!」と頭ごなしに怒る飼い主さまもいらっしゃいますが、うちは獣医師が私1人だけですから、もちろんすぐ診てあげたいですが、できることにも限界があります。他の患者さまも、順番を待っていらっしゃいます。どうしてもすぐに診てもらいたいのなら、どんな状況でもすぐに診てもらえるような緊急対応の先生がたくさん揃っている病院さんを、日頃から探しておくべきです。

また、緊急でなくても、こちらの休みの日や時間帯に診て欲しい、ホテルのお預かりやお返しをして欲しい(当然のように、できるわよねという態度で)と言われても、すみませんがそれは無理です。私たちにも家庭があり、体力が無限にあるわけではありません。夜中にチェックイン•チェックアウトしたいのなら、24時間営業のペットホテルを探してください。

お電話で、「うちの子がこんな症状なんだけど、大丈夫かしら?」と問い合わせされる方も多いですが、診ないでは何も言えません。特にそういう方は、普段うちにかかっていない方が多いです。かかりつけさんに、聞きたいことが聞けないからうちに聞くのでしょうか。専門家の意見が無料で聞きたいのなら、専門家の友達を作るべきです。私は、電話相談室ではありません。ご来院いただいている患者さまにとっても不公平になります。
お電話でのお問い合わせは、新規の方で当院での治療を受けてみたいけれど・・・という方や、継続治療の方に限らせていただいております。

待合室にたくさんの患者さんが待っていないから、普段そんなに待たないから、自分の都合の良い時間に合わせてもらえると思わないで欲しい。私たちは、裏で検査や薬の処方、入院患者さんの処置、その他いろんなことを行っています。

できるだけ、多くの患者さんに良くなっていただきたいし、トリミングやホテルをご利用いただいて本当に感謝しています。

私も親ですから、夜中に娘の具合が悪くなったときに#9119に電話して対応を聞いたこともあるし、自分が虫垂炎の時は、夜間救急にかけこみ、そのまま入院になりましたので、緊急対応してくれる病院のありがたさはよくわかります。
これは動物病院業界の、これからの課題でもあると思います。

ただ、近くでも、遠くからでも、私たちを信頼してきてくださる方々に、わたしたちのできる1番良いと思う診療やケアを行っていきたい。そのために、少しずつクリニックの在り方も変えていきたいと考えています。



12月は、私も大切に思っていた患者さまが相次いで亡くなりました。
ふたりとも、毎週鍼灸に来てくださっていた&往診で鍼灸をさせていただいていた患者さまでした。

ふたりとも、本当に病気が悪化するまで、その子たちらしく過ごせていたと思います。
きっと、飼い主さんたちに感謝いっぱいで、虹の橋を渡っていったと思います。

診療最終日に亡くなった子は、前日の晩に緊急で診させていただいたとき、もしかしたら、もう少しで命の灯が消えるかもしれない、という脉をしていました。

飼い主様のご希望で、無理な延命はしないけれど、痛みや苦しみをできるだけ取り除いてあげたいということで、いつもの鍼灸治療をすることになりました。

鍼灸をさせていただいて、苦しそうだった呼吸が、少し楽になってくれたようです。
その子は数時間後に、静かに息をひきとりました。

鍼灸中に、その子が何度か顔をあげてこちらをじっと見つめてくれました。
ほんと自分勝手な解釈ですが、「今までありがとね。アナタもがんばってね」とか、言われているような気がしました。

鍼灸治療をしていると、高齢の子を診させていただく機会が多くあります。
だから、お別れも多い。
友人よりもお会いする機会が多いですから、その子たちとお別れするのは、本当に寂しいことです。

でも、どんな子も、寿命が長かろうと短かろうと、大事にされている子は、皆闘病中でも良い目をしていると感じます。そして、お別れしてからも、きっと、また何らかの形で会えるのでしょう。

どんな命にも肉体的な終わりはきます。
だから、限られた命の中で、出会った子たちにはできるだけ良い犬生、猫生を送って欲しい、そう思います。そのお手伝いが、私のやりたいことであり、私のできる方法を、背伸びせず丁寧に行っていきたいと思います。


さて、来年の目標はどうしようかな!
目標とかいうと、私を知っている人は、「目標とかいいから、ちょっと休みなよ」と言われそうです。

来年は、自分と家族の健康を守れるように、自己コントロールをちゃんとできるようになります。

今年も大変お世話になりました。
皆さんにとって、2017年も良い年になりますように。





2016年11月9日水曜日

広い視野でみてみよう

こんにちは。
11月になりましたね!
10月までは、暑い日と寒い日が交互にあったりして、体調をくずしてしまう動物たちも多いようでしたが、皆さんのお家のコはどうでしょうか。

最近は、急激に気温が下がったせいか、腰痛や跛行(ハコウと読みます。あしをひきずることです)、咳やお腹の調子が悪いよ〜という子が多いですね。

そのためか、鍼灸治療のご要望も多く、新たに治療にいらっしゃる患者さまも増えています。
クリニックを始める前は、これほどまでこの地で鍼灸治療が早々に受け入れられるとは正直思ってもみませんでした。

施術を行っている自分は患者さまの変化が良くわかるので、本当に良い治療法なんだということがわかっていますが、ふだん鍼灸治療に馴染みのない方々には、なんだかうさんくさく、あやしい魔術のように捉えられることもありますので(苦笑)
何年かして、良さに気づいてもらえたらいいな・・・くらいの覚悟でいました。

それが、最近は、一般的な治療よりも、鍼灸治療(東洋医学的な治療)を希望される方のほうが多くなってきていて、お友達のご紹介やインターネットでの検索で、わざわざ遠くからもいらしていただき、本当にありがたいです。

獣医師の中にも、東洋医学をインチキだとみる先生もいます。
地元にかかりつけのある患者さまでも、うちで鍼灸治療をしているのをかかりつけの先生に言えない場合もあります。明らかに鍼灸治療で良くなっているのに、なんだかんだ理由をつけて偶然良くなったんだ、という先生もいるそうです。(そういう場合は、黙って聞いておくのがいちばんでしょう。笑)

鍼灸治療は、きちんとした中医学(中国医学)の理論が土台にあり、施術する先生方が使う経穴(けいけつと読みます。いわゆるツボのこと)にもひとつひとつ意味があります。
そして、経穴をつなぐ経絡(けいらく)があり、私たちのからだを構成している気(き)や血(けつ)が経絡上をぐるぐるとめぐっています。
その流れが滞ってしまうと、いろいろな不調や病のもとになります。

ストレス状態が続いていても、からだの不調につながるし
寒さの邪気(寒邪)が経絡上に侵入すると風邪をひいたりします。
中医学では、からだをひとつの生命体とし、それぞれの臓や気、血などがバランスを取りながら良い状態を維持していると考えます。


もちろん、鍼灸治療は魔術ではないので、
すべてが良くなる、不老不死になれるわけではなりません。
一般的な治療法(西洋医学)が必要な場合もたくさんありますし、歳をとるのはとめられません。

それでも、お薬を飲んで良くなったかなと思っても、やめたらすぐ同じ状態に戻ってしまったり、一般的なお薬や治療法ではなかなか良くならないな、というときは、そのコの体質や生活習慣を見直して、そこからじっくり治していく治療法が必要になってきます。

一般的な治療をしながらでも、鍼灸治療はできますし、併用することでより良い効果が得られる場合もあります。




前回、こちらのブログで体調が優れない内容を書きましたが、いろいろな方に反響があり、励ましてくださったり、私もそうだったよ、と共感してくださる方がたくさんいらっしゃいました。
驚きましたし、とても心強く、あたたかい気持ちになりました。
弱いところも、見せても良いんだな、と思いました。
人生の先輩方から、いろいろなアドバイスをいただけて、私は幸運だな~~と思います。

体調は相変わらず、絶好調とは言えませんが、まぁぼちぼち元気です。笑
もう少し、自己管理をしっかりしろよ、とのお達しなのかもしれません。


鍼灸治療にかかわらず、クリニックに多くの患者様、トリミングやホテルのお客様が来てくださるようになりました。
ひとりひとりに心をこめて、対応したい。自分の「気」が不足していることに気づきながらも、全力で仕事をしていると、そのうちからっぽになり、からだも心も動かなるシステムになっているんだと最近ひしひしと実感しております^^;

もちろん、中にはとんでもない人もいます。笑
皆が自分に良くしてくれるわけではないし、びっくりするようなことを言われることもままあります。


でも、すべてのことが、私に何かを学ばせようとしていることなんだと少しずつとらえられるようになってきたおかげで、
うまくいかないことも、自分を攻撃してくる人も、自分にとって必要な学びなんだと落ち着けるようにはなってきました。

まだまだ、勉強が足りない、もっと、いろんなコをよくできるように、自分を鍛えていかなければと思います。まだまだ発展途上です。
そんな私たちですが、これからもどうぞ、よろしくおねがいいたします。



先月、連休をいただいて、八ヶ岳のほうにプチ旅行に行ってきました^^
広大な景色や綺麗な自然を見るのは、やはり時々必要ですね。
良いリフレッシュになりました^^




娘も1歳3カ月になりました。お出かけ中は始終はしゃいでいました^^




2016年9月23日金曜日

元気でも 元気でなくても

こんにちは!

9月ももう終わりに近づいていますね。。
少しずつ秋の気配が感じられるようになってきました。
季節の変わり目で、体調を崩すワンちゃん猫ちゃんもいます。
季候の影響を受けるのは動物も人も同じですね・・・

ちなみに、私も、8月末からえらくひどい状態が続きました・・・(苦笑)

まず、親知らずの抜歯後の治りが悪く、痛いのなんのって・・・
2年前にも 上下同時に抜く大工事(?)を経験していますが
今回は、おそらく疲れで自分のコンディションが悪かったのと、
術後休まず仕事で話し続けてしまったこと(口を使うので傷口に良くない)が影響したようです。

さらに、歯が良くなってきたと思ったら、夫と二人で原因不明の胃腸炎にかかり、
初めて夫婦そろっての体調不良でクリニックを午後から閉めることになってしまいました。。。
食あたりか、何なのか。よくわからないけれどとにかく気持ち悪い!!水飲んでも吐く!そんな状態・・・
ご予約をずらしてくださった方々、ご迷惑をおかけいたしました。。

さらにさらに、娘が6日間高熱で夜看病&自分にも風邪うつる、と免疫力が回復する間もなく次々と邪気に侵されてしまい、今も若干フラフラしています(苦笑)

中医学(中国医学)では、自分の体内環境が調っていれば、外から入ってこようとする邪気を入れないようにすることができると考えます。

今回は
自分のからだの「だるさ」を抱えたまま、抜歯するというストレスを受けてしまったために、通常なら影響しない部分まで具合が悪くなってしまったのだと思います。
「未病(みびょう)」という状態だったのだと思います。

ワンちゃん・猫ちゃんでも、検査上は特別問題がなさそうでも
「なんとなく元気がない」「どこかわからないけれど痛そう」ということがありますよね。
(人でも、検査上は問題がなくても、自覚症状はある場合ってありますよね)
それは、この「未病」なのだと考えられます。

中医学では、からだとこころはもともとひとつ、「心身合一」という考え方なので、
からだの元気がなくなると、心も元気がなくなります。

私も、今回は持続的にとても痛い・だるい状態が続いていたので、
どんなに前向きになろうとしても、心の元気もなくなってしまっていました。
休みたいけれど、休めない。
元気をださなきゃいけないのに、元気がでない。悪循環。

そうしているうちに、心の元気がないと、どんどんマイナス思考になっていきます。

自分は何にもできていないんじゃないか、
育児も仕事も中途半端なんじゃないか…
と、ちょっと引きこもりたい気持ちになりました。

患者さん、飼い主さんと接している時は、気を張っているのでしっかりしゃべれて(?たぶん・・)いても、
ふと気が抜けるとからっぽのような虚しさに襲われてしまう。

こういうときって、出口がないんですよね。

こんな状態になって、どうしようもない自分と向き合うと、
そういえば、こんな状態には昔からちょこちょこなっていたなと思いだしました。

私は、朝がとても苦手で、毎日同じように通学したり、通勤したりするのが苦痛でした。
大学のときは、遅刻しないで一限目からちゃんと出られた方が珍しかったかもしれないくらい、
「毎日同じように」ができないことにいら立ち、苦しいと感じていました。
どうしたら、みんなそんなに淡々と毎日同じことを苦なく繰り返せるのだろう、とうらやましく思っていました。

私の周りにも、同じような人たちが多かったような気がします。(類友ってやつですかね)

そんなとき、中医学と出会って、「気」が流れること、滞ること、いろいろなことを知って、
自分のことも、まわりのことも、少しずつ理解できるようになっていった気がします。

私たちは、自然の中に生きているから、自然の影響を受けるのです。
調子の良いときも悪いときもある。
はっきりした理由はわからないけれど、元気が出ないときもある。

今までの時代は、白黒ハッキリさせよう、大事なのはスピードだ、という時代だったと思います。

これからは、違うと思います。


最近、飼い主様に貸していただいた本で、とても納得のいく部分があったので、紹介させていただきます。
前野隆司著 「無意識の整え方」 という本です。

本の中の対談の中で、稲葉先生という医師の方が、からだや病気の捉え方について語られています。
先生は、
病気が治るか治らないかが本質なのではなく、全体としての調和こそが本質である
バランスが崩れたとき、以前とまったく同じ状態に戻る、というよりも、別の新しい平衡状態へと移行する。そっちの方が「治る」プロセスの実態に近い
とおっしゃっています。
西洋医学は確かに役に立つ。(この先生も、東大大学病院の心臓外科の先生ですから、西洋医学のスペシャリストですよね。それでも東洋医学や歴史などにもとてもお詳しい。すごい!)
ただ、それだけに偏って、個々にもつ自然治癒力などを軽視してはいけないと。

面白いので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
ご紹介くださった飼い主様にも感謝です!ありがとうございます^^


なるほど、こういう風に考えたら、
皆同じ治療法で必ずしも良くならないのも納得できるし、それぞれが持っているもの(体質、性格、ライフスタイルなどなど)をみていかないと、本当の調和の状態には戻れない、そして、それらは人それぞれ動物それぞれで違うのだということがわかります。

だから私たちは、健康なときはそれを伸ばせるように調節していき、不調なときにはまたその時の調節(お薬だったり、運動だったり、ただひたすら寝るだったり)が必要なんですね。

私はたくさんのことを、娘からも動物たちからも教えてもらっています。

生きるって何、老いるって何、すごく不思議で、でも、それはこわいことではない。

元気がないときも、老いても、大好きだよ!って伝えてあげられたら良いですよね。

私も、一休みしようと思います(^^)そして、深呼吸です。


体調が戻ってきたので、10月からのキャンペーンも、準備していきます!
(本当は9月から始めようと思っていたのにすっかり遅くなってしまいました~~)
いろいろ、患者さんたちの役に立てるかな?ということを、企画中です^ ^




















お熱から復活して、元気になったよ♪

2016年8月5日金曜日

信頼できる先生に会えていますか

こんにちは。
またまたものすごす更新が遅れてしまいました(^_^;)

8月になりましたね!
私、昨年はちょうど8月の1ヶ月間産休をいただいていましたので、クリニックでの8月は2年目の今年が初めてです。
空を見上げると夏真っ盛り!というような雲がもくもくと…
「あ〜夏なのね〜」と感じます。
先日は、クリニックのある羽村駅周辺ではむらまつりがありました。今年は珍しく、晴れていましたね〜。外から聞こえてくるお囃子の音を聞きながら、私は診療、夫はトリミングをもくもくと行っていました。
途中で飼い主さんから、屋台の差し入れをいただいたりして!ありがとうございました(*^_^*)

私は暑いのが苦手なので(冬が好き)早く秋来い〜!!と毎日思っています…


さて、今日は、皆さんに、お聞きしたいことがあります。
それは、
「信頼できる先生に出会えていますか」
ということ。

ウィルどうぶつクリニックは、鍼灸治療を行っているため、
通常ではなかなか来ていただけないような遠方からも、定期的に通ってくださっている患者様が多くいらっしゃいます。(いつも、本当にありがとうございます。)
ここで言う、遠方というのは、お車でだいたい1時間以上はかかる距離にお住まいの方。中には高速に乗ってきてくださる方もいらっしゃいます。

やはり、それくらい遠いと、皆さんお家の近くにかかりつけ動物病院さんがあることが多いですが、私はそれでもかまいません。
鍼灸治療の腕を信頼してきてくださるのは嬉しいことです。

それと同様に、外科はこの病院さん、食事療法はこの病院さん、という風に、それぞれ皆さんいろいろなところへ足(肢)を運んで自分とおうちの子に合った病院さんを探されています。

ただ、複数の動物病院さんに行かれたことのないような方は、まだ、自分たちにとって何が必要なのか、どんな病院さんがあるのか、気づかれていない方も多いように感じます。

動物病院も様々です。
それぞれの病院のポリシーも違いますし、先生の得意分野も違う。
人のお医者さんは、内科、外科、歯科、眼科、耳鼻咽喉科、心療内科・・・などという風にきっちり分かれていますが、動物病院の現状は、ひとつの病院でほとんどの科を診てくれることが多いと思います。(動物病院でも、だいぶ専門化が進んでいますので、総合病院に専門の先生が複数いる場合もあります)

ですから、もし、今の病院さんに、「?」と疑問に思うことがあれば、まずその疑問を先生やスタッフに聞けるかどうか、試してみましょう。もしそれができない雰囲気ならば、他の病院さんに、試しに行ってみるのも良いかもしれません。

例えば私たちのクリニックは、獣医師は私一人で、ご予約制をとらせていただいているので、「いつでもすぐに」というわけにはいきませんが、待ち時間が少ない分、具合の悪いコが待合室で長く待つこともあまりないですし、他のワンちゃん、猫ちゃんが苦手なコでも安心して来ていただけます。

また、特別往診の時間を決めているわけではないので、私がクリニックに不在の時間もありますが、事情があって連れてこられない子たちの往診には割とフレキシブルに伺うことができます。

トリミングも同じで、夫が一人で行っておりますので(診療の補助もしてもらっています)、1日に何頭もバンバンこなすことはできませんが、そのコの体調に合わせて、他のコが苦手なコたちも安心してトリミングを受けることができます。

このように、それぞれの病院の良い所、足りないなと思うところを総合的に判断して、ご自身が安心できる病院さんをいくつか探しておくのが良いと思います。
その代わり、必ず、飼い主さまも、おうちのコの状態や、出してもらっているお薬などは把握しておく必要があります。

それから、、
私がとくに大事だと思うこと、
それは、おうちのコの最期のときになったときに、飼い主さまが、心から相談できる病院さんであるかどうかです。

どうぶつはとくに、自分たちがどうしてほしいかを言えません。(言っているのだろうけど、特殊な能力がないと、きちんと正確には理解できないでしょう)

もう、これ以上の治療を望んではいないのではないか。

私が、無理をさせてしまっているのではないか。

本当はもっと、こうしてあげたら嬉しいのではないか。

重病のとき、寿命のさいごの方のとき、
飼い主さまが思い悩まれることは多くあります。

そんな時に、おうちのコにとってどうしてあげたら良いのか、本当に正しいことは分からないかもしれないけれど、腹を割って話し合える先生がいてくれたら心強いと思います。

最近は、ペットロスで大変な心の苦しみを抱えてしまう飼い主さんもいらっしゃいます。そういった飼い主さんの心のケアをする専門のセラピストさんがいる病院さんもあります。

私は、セラピストではないけれど、おうちのコの最期の大事なときを、飼い主さんができるだけ納得して、向こう側の世界に送れるような診療をしたいと思いますし、飼い主さんの心の支えになれるような、そんな存在になれるように努力していきたいと思っています。
言葉にするとなんだか大層ですが、どんな状態になっても愛をもっておうちのコに接せられるように、私も一緒に考えながらお手伝いできたらいいなと思っています。


私もママになって1年が経ちました。
この1年だけでも、母親になってみての自分の心の弱さや、体力のなさ(苦笑)という向き合うのが少々つらい部分や、いつも自然に支えてくれている夫や家族、飼い主さんたちの存在のありがたさ、いろいろなことに気づき学ばされているなぁと感じます。
いつも温かい言葉をかけてくださる皆さんに、感謝申し上げます。

1歳のお誕生日は案の定というか、、熱を出してしまいましたが、おかげさまで元気に成長しております!