ウィルだよ!

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2014年9月19日金曜日

鍼灸はオプションではありません

久々に熱を出してしまいました。
仕事の間に開業の打ち合わせなどもあり、これは半分知恵熱かもしれません。

それでも、予約してくださっている患者さまがいるので、フラフラしながら老犬クリニックへ出動。こういうときの片道1時間40分は、かなり遠いです(笑)

往診で初めて鍼灸をさせていただく患者さま(老犬)の予約があったので、そういうときは、ますます行かなくてはと思います。
調子が悪い子がお家にいたら心配だし、鍼灸で何か変わるならと半信半疑でも期待してらっしゃると思うので、できるだけ約束通りに現れたいと思うのです。
初めてお会いする患者さんには、より気を遣います。
そして、気を「使って」いるときは、不思議と頑張れる。

鍼灸は、必ずすぐに効果が表れるわけではありません。
今日の飼い主さまにも、「その子によって1回で違いがわかる場合もあるし、数回やらないとわからない場合もありますよ」とお伝えしてから施術しました。

終わったときに患者さんがスヤスヤ寝始めたので、飼い主さまもほっとされたご様子でしたが、
夕方になって元気も食欲も出てきたようで、嬉しいご報告の電話をしてくださったようです。

こういう瞬間があるから、がんばっていられるのだわ〜と、フラフラしながら帰宅。

今日もクリニックに、犬雑誌の取材が来ていましたが、
鍼灸をしているところも、バシャバシャ撮られて(ま、まぶしい…)、
もう少し顔がむくんでないときの方が良かったのに、なんて後で思いました(笑)

記者さんに「気ってなんですか」「なんで痛いのが良くなるんですか」など質問攻めにされ、
時間があるならたっぷり説明したいけれど、一言で言えないのが中医学なんです…と思いつつ、できるかぎりわかりやすくお話ししました。

取材の最後で、またまた患者さんが気持ち良さそうにウトウトし始めたので、記者さんも「やっぱり良いものなのね!」と納得されたご様子でしたが、

昨日はなんだか、鍼灸を物珍しいものとして捉えられ、写真を撮られていたようで、少し居心地の悪い気がしました。

本当に良いものとして自信を持って紹介していただけるよう、中医学を志す者として、また、お師匠様たちが伝授してくださった術式を施す者として、私も努力していかなくては、と思います。

それから、取材などされる方には、できるだけ先入観を持たずに来ていただきたいと思いました。
単にリラクゼーションや贅沢で行っているわけでなく、治療ですから、こちらも本気で良いと思って施術をしています。


とにかく、季節の変わり目で、無理は禁物ですね。
皆さんもどうぶつも、体調には気をつけて。




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